ヨーロッパのカフェ文化

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ヨーロッパのカフェ文化あれやこれやと悩みが尽きないなら カフェに行くことさ。
まことに慎ましく暮らしているのに、何の得にも恵まれないなら カフェに行くことさ。
気の合う女が見つからないなら カフェに行くことさ。
人を嫌い軽蔑しながら、それでも人がいなくちゃ困るなら カフェに行くことさ。
「ペーター アルデンベルク」

カフェのおすすめ本

ヨーロッパのカフェ文化
『原書名:Europ¨aische Kaffeehauskultur「Thiele-Dohrmann, Klaus」 』
クラウス・ティーレ=ドールマン著
平田達治・友田和秀訳
327p 20cm (B6 判)
出版社名 大修館書店

ヨーロッパ各地の個性あふれるカフェを探訪し、その歴史とそこに集った人々が織りなしたエピソードを描き出す。近代都市文化の息吹をコーヒーの香りにくるみ、ノスタルジーとユーモアを込めて綴ったユニークな文化誌。消えゆく文化への興趣つきない挽歌。カフェ好きなら一度は名前を聞いたことのあるを綴った本。

まことにありそうなことに思える愉快な言い伝えによるなら、コーヒーはそもそも人間ではなくて動物が発見したもの。という冒頭から目の前にカフェ文化の世界広がり始める。カフェへの愛着が節々に織り交ぜられた表現力で、ヨーロッパの老舗カフェの歴史とカフェに集った芸術家、多彩な人々のエピソードが時代背景とともに生き生きと綴られる。文献も多く、誰もが知るフランス・パリのカフェではなく、ヴェニスのフローリアン、ローマのカフェ・グレコのほかウィーンやベルリン、ブダペスト、プラハなどのカフェを中心とし、逸話を交えて紹介されたカフェの文化誌であることに注目。

本の世界に一歩足を踏み入れるとヨーロッパ各都市の雰囲気や時代とともに生きた芸術家たちの世界へトリップしたかのような臨場感を感じる。読み終わったあとは、ぜひ一度ヨーロッパのカフェの歴史を訪ね歩いてみたいものだと感じてしまう。

ヨーロッパのカフェ文化目次

カフェのなかのヨーロッパ―そこに足を踏み入れるのは恥ずべきことではない
ヴェニスのカフェ フローリアン―中国人の下で五時に
チューリヒのグランド カフェ オデオン―国際的な島
ウィーン カフェの伝統―ゴールト一杯
ブダペスト カフェの生活―官能的な思考
ベルリンのカフェ―詩人たるもの家でゆっくり詩をつくらねばとわたしは思った
「三つのたましいを持つ街」プラハのカフェ―友よ、あそこに死後の名声がある
ローマのカフェ・グレコ―調和のとれた思想の交換
コーヒー、フランスに入る―幸運な革命
イギリスのコーヒーとコーヒーハウス―それは政治家たちを賢明にする

著者紹介
クラウス・ティーレ・ドールマン,[ThieleDohrmann,Klaus]
1936年生まれ。ハンブルクとチューリヒで心理学ならびに文学を修める。現在、作家・ジャーナリストとしてハンブルクで活動。代表作にIntuition,Abschied vom Gewissenなど

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