減肥茶で本当に体重は落ちるのか?

減肥茶を飲むと、一時的に体重をいくらか落とす手助けにはなるかもしれません。

しかし、専門家は、ダイエットとしての効果よりも、減肥茶に含まれる成分が体に及ぼす作用に注意すべきであるといいます。

一般的に、減肥茶やダイエットティーには、便秘の症状を解消するために、高い確率でセンナがブレンドされています。センナとは、下剤作用のある薬草です。

そのため、減肥茶を常用してしまうと、この下剤作用によって、ダイエットとしての効果よりも、消化機能への悪い影響を受ける可能性があるようです。

ここでは、減肥茶の効果と落とし穴について、栄養学の専門家Alex Jamiesonさんによるアドバイスを紹介します。

減肥茶のメリットとデメリット

減肥茶によく含まれているセンナは、大腸炎を引き起こす成分が含まれる茶葉のひとつで、その成分を利用して、便秘を解消するために軽い下剤として漢方薬で飲まれることがよくあります。

そのため、減肥茶を飲むと、このセンナの効能によって排便が促されて、腸にたまっていた宿便が排泄されることで、一時的には体重が減る可能性があります。

たしかに短期的に見ると煩わしい便秘が改善して、体重が減ってよかったように感じるかもしれませんが、ここでみられる体重減少のほとんどが、体内の水分の減少、または、固形廃棄物(宿便)の減少のいずれかによって引き起こされているのです。

さらに、減肥茶の多用や長期間の常用によって、腸本来の働きが早いうちから劣化して弱まる可能性もあります。

そうなると、結果的には便秘になりやすい体になってしまうので注意が必要です。

腸の消化機能が低下すると、体の他の臓器の健康にも悪影響を与えかねません。

減肥茶を飲む時の注意点

減肥茶(センナを含む製品)を飲む場合は、一時的な使用にとどめて、長期間は飲み続けないことが大切です。また、強い効用があるものは避け、できるだけ体にやさしい成分が配合された減肥茶やダイエットティーを選ぶようにしましょう。

減肥茶の効果と問題点

緑茶や黒茶などの純粋な茶葉には、天然のポリフェノールが含まれており、それが動物や人間の研究において、体重減少や​​代謝の改善を助けたり、体への有益な抗酸化作用をもたらしたりすることが数多く示されています。

しかし、減肥茶や痩身茶に関しては、ほとんどの成分は良性ですが、体に有害な影響を与える成分が含まれている可能性も否定できません。過去には、特定の人々に重篤な副作用を引き起こした例もあります。

米国の政府機関である食品医薬品局(FDA)は、減肥茶や痩身茶を飲むことに関して、けいれんや吐き気といった下剤を乱用した場合にみられる症状と同様のものを経験する問題を報告しています。それらの症状のなかでも、カリウムレベルの低下は、心臓の問題を抱えている人にとっては大問題です。

もし利尿作用のある添加物が含まれている場合は、脱水症や電解質の損失、心臓の不整脈、筋肉のけいれんを引き起こす可能性も考えられます。

また、痩身茶や減肥茶などとうたわれたお茶に関しては、残念ながらどのようなものも長期的な体重減少に影響を与えるという主張を裏付ける科学的証拠は実質的にはありません。さらに、FDAも痩身茶を効果的であるとは認めていません。

これからは、減肥茶の成功率や体験者の苦情、潜在的な副作用について調べるためにできるだけ多くの研究が求められてくるでしょう。

アメリカでは、減量目的のお茶として減肥茶を販売した会社に対して、有効性について誤った主張をしたと集団訴訟が提起されたケースもあるため、広告をうのみにしないで慎重に向き合う必要がありそうです。

なによりも健康的な生活が最善の便秘対策

栄養学者や医療専門家たちのほとんどは、便秘を改善するには、すぐに減肥茶やダイエットティーに頼るよりも、時間はかかっても体質改善をしていくことが最善策だといいます。

野菜や果物といった繊維質の多い食べ物を中心とした、腸の働きを正常に戻すための食生活や適度な運動を心がけて、ぜひ体の中から健康を取り戻してください。

その他の参照元:
medicalnewstoday

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