人の脳や肉を食べたらどうなるの?

2016年11月 7日

そもそも人間の脳は食べることができるのでしょうか?

考えただけでもぞっとするようなことですが、ここでは、人の脳や肉を食べたら一体どうなるのかという素朴な疑問について、最近の科学者の研究をもとに興味深いデータとあわせて紹介します。

実際に世界には、1960年代まで、死人の肉や脳を食べる習慣がある種族が実在したようです。

死人を食べる種族は実在した

パプアニューギニアのフォレ族には、葬儀の儀式で、死人を食する習慣があったといわれますが、科学者のある研究によって、1970年以降は食べられることがなくなりました。

科学者が、フォレ族を調査したところ、死人の脳を食することは、クール―病と呼ばれる伝染病の感染者増加の主な要因になっていることが判明しました。

クールー病とは、突然に笑いだしたり、ひどい頭痛や関節痛、体の震えが初期症状であらわれ、次第に立っておくことや歩行すらうまくできなくなる神経の変性をもたらす病気です。

潜伏期間は数年から60年間といわれ、発症した後は脳の中にどんどん空洞ができてスポンジ(海綿)状になり、数年で命を落とす不治の病です。

もし人肉を食べたらどうなるのか

最近の研究によって、成人男性を丸ごと1人食べたとしたら、80,000キロカロリーに相当することが分かっています。これは、たんぱく質と脂肪の量を考えても随分な摂取量です。

部位ごとに見ていくと、腕だけでは1800カロリー、心臓は720カロリー。

例え感染症のリスクを考えて、健康な肉体を食したとしても、飽和脂肪に注目し、人が一日の食事量の5パーセント以内に摂取量を抑えなければならないことを考えると、明らかに取りすぎ(エネルギー過剰)になり、決して健康的だとはいえません。

現実的には、肥満や糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化のリスクを高めます。

人の肉や脳を食べることは一生無いとは思いますが、友人との雑談には話題を集めそうです。