あなたの聴力(耳の聞こえ)は何歳?/テスト方法

私たちは、年齢を重ねるにつれて、耳が聞こえにくくなっていきます。

耳の聞こえに大きく影響するのは、鼓膜の奥にある内耳(ないじ)と呼ばれる器官です。内耳は、一度傷つくと、二度と再生することができないため、もし、傷ついてしまうと誰でも難聴になり得るといわれています。

ここでは、年を取ると耳が聞こえにくくなっていく原因について、自分の聴力のテストができる動画と合わせて紹介します。

聴力のテスト

Hz(ヘルツ)は音の高低を表す周波数で、数値が大きくなるほど高い音になります。

参照動画(下記)では、聞こえれば日常生活に支障がないといわれる8000Hzの音からテストが始まり、徐々に周波数を上げて、あなたの耳の聞こえ方が何歳かを調べることができます。

  1. 12,000Hz(50歳以下)
  2. 15,000Hz(40歳以下)
  3. 16,000Hz(30歳以下)
  4. 18,000Hz(24歳以下)
  5. 19,000Hz(20歳以下)

動画の11秒から45秒までに発する音が全て聞こえるのであれば、おそらく20歳以下の聴力をもっているといえます。ちなみに、人間が聞き分けられるといわれる周波数は、20,000Hzまでです。

この検査では、高い音が聞き取れるほど、実際の聴力年齢が若くなっていますが、これは、年を取るほど、高い音が聞こえにくくなっていくためです。

加齢につれて耳は聞こえにくくなる

人は、加齢にともなって、高い音から聞き取りにくくなる傾向があります。

加齢による聴力の低下は、個人差が大きく、ヘッドホンや騒音環境によって、大きな音に長時間さらされ続けた場合は、聴覚細胞がダメージを受けやすく、早い時期から難聴になることがあります。

耳の聞こえを左右する内耳(蝸牛や三半規管からなる)は、肝臓や皮膚、血液などの他の臓器とは異なり、一度ダメージを受けると再生する能力を持っていません。それが、難聴の治療が困難だといわれる理由です。

耳が聞こえにくくなる仕組み

内耳では、耳から入った音を周波数(音の高さ)ごとに、蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる感覚器官にある有毛細胞で受け取り、感知した音を聴神経に送ります。そして、聴神経は、受け取った音の情報を脳に届けます。

有毛細胞は、蝸牛の中にあるリンパ液と呼ばれる液体の振動によって音を感知します。高い音は、手前部分だけを振動させ、音が低くなるにつれて奥深くまで振動するようになっています。

有毛細胞は、15,500個以上あるといわれ、一つひとつが、音の高低によって音域の役割分担が決まっており、その全てが聴神経に繋がっています。

そのため、手前側にある高い音を担当する有毛細胞は、常に多くの音にさらされ続けているので、一番ダメージを受けやすくなります。

このことから、手前の細胞が担当していた高い音域から順に聞こえにくくなるといわれています。加齢などで聴力が低下した場合、特定の高い声の人の話だけ聞き取りにくかったり、「カ」や「サ」などの高音域の子音を聞き間違えてしまうのはそのためです。