甘いものを食べるのをやめたら体はどうなるのか?

もし、砂糖を取るのやめたら。

ここでいう砂糖とは、ソーダやクッキー、キャンディーといった糖質の多い食品のことで、普段から甘いお菓子を食べて、ジュースを飲んでいる人が、それをやめた場合、一体どのような変化が体に起こるのでしょうか?

ここでは、糖質の多い食品の摂取をやめたときに、科学的に体がどうなっていくのかについての米国の登録栄養士Tamara Duker Freumanさんによる解説を分かりやすく紹介します。

どうやら私たちの食生活から砂糖を取り除くと、すぐに身体的な変化が期待できるようです。

インスリン値が下がる

甘いものを食べるのをやめたら、まず、インスリンと呼ばれるホルモンの数値が1時間以内に下がり始めます。

インスリンは、アナボリックホルモン(同化ホルモン)と呼ばれ、食べ物から取り入れた糖質を調節し、余分なグルコースを蓄える働きがあります。体重を増やし、脂肪を蓄えるのを好む性質があると考えてください。

そのため、もし、血中のインスリン濃度が高まると、必然的に脂肪を燃やして体重を減らすのが難しくなります。

しかし、糖質をたくさん取るのを止めることで、インスリンの分泌量が減り、体に蓄えられた脂肪を使って、エネルギーを消費しやすくなります。

脂質レベルや悪玉コレステロール値が下がり始める

インスリンの分泌量が減ると、血液中の脂質レベル、特に中性脂肪(トリグリセリド)と呼ばれる脂肪の貯蔵量が落ち始めます。

中性脂肪は、適度な値なら問題はありませんが、値が高くなると、心疾患や動脈硬化を引き起こす可能性があります。

そして、中性脂肪と同様に、動脈硬化の発症リスクを高めるといわれる悪玉コレステロール値(LDL)も下がっていきます。

その他にも下記のような重要な変化があります。

甘いものが欲しくなくなる

糖質の多い食品を食べるのをやめると、長い期間をかけて味覚が変化していきます。すると、今まで味わっていた甘さのものを不快な甘さに感じ始めます。

そうなると、もっと少ない量の糖分で満足できるように味覚が調節されていくので、健康的な食生活への変化を維持しやすくなります。

なぜなら、新しい味覚によって、以前のように甘いものをそれほど欲しなくなるからです。