どうしてニンニクを食べると息が臭くなるのか?

2017年4月28日

ニンニクは、スパイスとして食材に香りをプラスし、料理をおいしくしてくれます。この香りには、殺菌・解毒作用や滋養強壮などたくさんの薬効効果があることでも知られています。

しかし、この食欲をそそるおいしそうな匂いは、体内に取り込まれた途端に、一変して、悪臭に変わります。

実際に、にんにくが消化吸収された後は、口臭を消そうと、いくら念入りに歯磨きをしても、ほとんど効果がないといわれています。なぜならそれは、腸から引き起こされる臭いだからです。

ここでは、にんにくを食べるとどうして息が臭くなるのか、また、悪臭を消す効果的な方法について紹介します。

にんにくによる口臭の原因

にんにくは、体内に取り込まれた後、6つの有機硫黄化合物を放出します。これらのほとんどはすぐに代謝されますが、悪臭をもつアリルメチルスルフィド(AMS)だけは、違います。

このアリルメチルスルフィド(AMS)と呼ばれる化学物質は、体内で分解されることなく、そのまま腸に吸収され、血液中に放出されます。それから、肺を通って呼気として排出されます。

これが、口から出るあの鼻につくような悪臭の原因となります。

さらにアリルメチルスルフィドは、口臭だけにとどまらず、尿や汗からも排出されるので、体臭のもととなります。

にんにくの臭いを消す方法

上記から分かるように、にんにく臭は、腸で吸収された後、血液を通じて全身に巡るため、一度取り込まれるとなかなか消すことはできません。ただし、口に残ったにんにく臭に限っては、歯磨きによって消えますが、あくまで一時的なものです。

それでは、あの嫌な臭いを消す方法はあるのでしょうか?

現段階では、ニンニクと一緒に、または、食後すぐにミントの葉やりんご、レタスを食べることが口臭の緩和に最も効果的だといわれています。

そうしないのであれば、ただ、臭いが消えるまでは、人との関わりを避けるしかなさそうです。