ランニング vs 水泳 自分に合っているのはどちらか?

ランニングや水泳は、体を鍛える、または、健康維持やダイエットなどの目的で、運動を取り入れている人やこれから運動を始めようとしている人に人気が高いスポーツです。

たしかに両者とも素晴らしい有酸素運動ですが、果たしてどちらの方が自分に向いているのか疑問に思ったことはありませんか。

ここでは、ランニングと水泳を、メリットやデメリットに関する科学的な研究をもとに比較し、自分の健康維持のためにどのように取り入れていくべきかを分かりやすく紹介します。

ランニングのメリット

ランニングのよさは、なんといっても自分の体さえあればできる手軽さです。

有酸素運動としても優れており、一日に5分から10分間走るだけも、全く走らない人に比べると健康的で、心血管死亡率が45パーセントも低下するといわれています。

さらに、ランニングは、骨密度を増加させ、更年期障害の発生を遅らせ、また、走る習慣のない人に比べて寿命が3年長くなるとった研究結果もあります。

水泳のメリット

水泳は、ランニングに比べると少し高い学習曲線が必要となるので、ある程度泳げるようになるまでは時間がかかるかもしれません。

しかし、一端このハードルを越えて泳げるようになってしまうと、得られるメリットは明確です。

水泳もランニング同様、素晴らしい有酸素運動のひとつです。

2008年の水中競技(水面、または、水中で行われるスポーツ)に関する国際的な学術誌のピアレビューによると、13年間にわたって、4万人の男性を調査した結果、デスクワークなどで座りっぱなし(運動不足)の人や、習慣的に歩いている人、また走っている人に比べて死亡率が低いことが分かりました。

また、水泳のような抵抗(レジスタンス)運動トレーニングは、一般的な有酸素運動に比べて、筋肉や骨密度が増加しやすい傾向があります。

実際に、バタフライは、スポーツで一番負荷がかかる動きに定義されており、それは、時速23キロで1時間自転車に乗るよりも、1マイル(約1.6km)を10分で走るよりも困難なレベルです。

カロリー燃焼率の比較

カロリー燃焼率では、ランニングも水泳においても個々の体重や技術レベルによるところが大きいようですが、アメリカ統計学会(American Statistical Association)によると、同じ時間で計算した場合、一般的に、水泳の方がカロリーの燃焼効率が25パーセント高くなりますが、ランニングの方がより長い距離(水泳よりも長い時間)を続けられるというように、それぞれに利点があります。

ランニングのデメリット

ランニングの最大の欠点は衝撃問題で、骨や関節、筋を傷めやすいといわれていますが、実はそうとは限らないことが最近の研究で分かってきました。

スタンフォード大学が21年間にわたって、1000人のランナーと走らない人を調査したところ、関節の怪我や障害の発生に関しては、両者に差異は見られませんでした。

ランナーに関しては、ベアフット(裸足)ランニングや靴底の厚さには関係なく、問題は、(靴ではなく)人であることも分かりました。

正しい走り方をしているかどうかによって、科学的に検証されたランニングの恩恵を受けられるかが決まるのです。

ただし、長距離を集中的に走る場合は、健康上の問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

水泳のデメリット

水泳の最大の難点といえば、溺死です。これは、実際に起こることもありますが、それは非常にまれです。

また、スイミングプールの塩素は、肌にはあまりよいとはいえませんが、病気を引き起こす可能性のある汚染物質を退治するためには必要なものです。

子供の場合は、あまりに長く塩素にさらされると、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの減少を、そして、乳幼児の場合は、呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。

しかし、これは、数百時間もプールにいた場合の話で、ほとんどの人があまり気にする必要がないのかもしれません。また、それらは、湖や海水で泳ぐと緩和されるともいわれています。

結論

ランニングも水泳も、過度にやりすぎずに、適切にトレーニングをすることで、心臓血管の健康を促進します。

どちらにしても、正しいトレーニングをしたい場合は、トレーナーや専門家に適切なテクニックを相談したほうがよいかもしれません。実際に、ランニングや水泳が得意だからといって、正しいトレーニングをしているとは限りません。

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