犬の鳴き方に違いがあるのはなぜ?

2017年5月25日

犬の鳴き声は、ただうるさいだけではありません。

犬は、非常に多くの種類の発声ができ、基本的に、ひとつひとつの鳴き方は、全て意味をもつといわれています。

ここでは、犬の鳴き方の意味やしぐさから分かる犬の気持ちについて、コロンビア大学の動物心理学者、アレクサンドラ・ホロヴィッツ(Alexandra Horowitz)さんによるアドバイスを分かりやすく紹介します。

犬の鳴き方やしぐさ、なんらかの兆候に目を向けることで、犬の気持ちが理解できるようになります。

犬の鳴き方には意味がある

犬は、様々な発声を使って、私たちに色々なことを教えてくれます。

それは、注意を引きたいといった要求であったり、ドアの外に誰かがいることを知らせる警告であったり、また、恐怖心や寂しさ、心の乱れ(興奮状態)、驚きなどといった感情を表現して伝えようとしているのかもしれません。

そのため、犬の鳴き方や、吠えるときの背景に目を向けてみると、そこから多くのことを知ることができます。

そうはいっても、あまりにもよく鳴かれると困ってしまうこともあります。そんなときは下記のように、犬が鳴くことによって人の注意を引くのをやめさせるコツがあります。

犬が鳴くのをやめさせたいときの対処法

犬は、おなかがすいた、散歩に行きたいといった要求を鳴いて知らせます。

もし、あなたが、犬が散歩の時間を知らせるために鳴くのをやめさせたいなら、まずは、犬からのなんらかのサイン(兆候)に気づいてあげてください。

その場をぐるぐる回る、または、その場の臭いをしきいにかぐといったしぐさは犬がトイレに行きたいときの代表的なサインです。

そういったサインを見逃さずに、犬が鳴く前に先回りして散歩に連れていくようにすると、犬が鳴いて散歩の時間を知らせることがなくなります。また、「もうそろそろ散歩の時間だな」とあらかじめおおよその時間を覚えておくのもよいでしょう。

決して、散歩に行きたがって鳴く犬に、罰を与えてだまらせるのはやめてください。

犬に何かを教えるために罰を与えるのは、何も意味をなしません。

犬は、鳴くだけでなく、しぐさで気持ちを表現する

研究者によって、記録されたある「音」があります。それは、犬が遊ぶときに出す音で、なんとなく笑っているようにも感じる「ハッハッハ」といった息遣いです。

犬は、遊ぶとき以外では、その音をほとんど出しません。楽しさを体を使って表現しているのです。

なかには、笑ったような表情を浮かべる犬もいますが、犬は、人間が笑うときのような筋肉組織を持っていないので、その犬独自の顔の特徴のようなものだと考えた方がよいでしょう。

しかし、犬が笑わないのは、そのまま幸せを感じないからというわけではありません。犬は、笑顔の代わりに、尻尾を激しく振ったり、体をくねらせたり、耳を後ろに寝かせたりして嬉しさを表現します。こういった行動は、犬が行う純粋な喜びの表現です。