飛行機全体の塗料を一晩でドロっと剥がす特殊な薬品

2017年5月16日

赤いボディーの飛行機が象徴的であったオーストラリアの航空会社「ヴァージン・ブルー」は、「ヴァージン・オーストラリア」にブランド名を変更した際、全ての機体を白い塗装に一新しなければなりませんでした。

塗料は、機体をキズやサビなどから保護する役割がありますが、機体が大きな飛行機は、ヘタに重ね塗りをすると重量がかさみ、燃費に悪影響を与えます。簡単にやり直しもできません。

それでは、飛行機のデザインが変わった場合、どうやって全体の塗装をやり替えるのでしょうか?

それは、あまりにもスケールが大きすぎて、イメージすらわきにくいかもしれません。

そこで、ここでは、実際にヴァージン・オーストラリアの飛行機が、赤色から白色に手作業で塗り替えられる様子を映した動画を紹介します。塗装が薬品によってドロッと一気に剥がれ落ちる様子は非常に印象的です。

なんと飛行機1機あたり、68ガロン(約258リットル)もの塗料を使い、全ての塗り替え作業が終了するまでに、11日間を要したそうです。

飛行機の塗装の塗り替え方

  1. まず、飛行機の細部やダメージを受けやすい部位を全て覆い、保護します。
  2. ロゴの部分を研磨します。
  3. 特殊な薬品(強い塗料用シンナー)を、飛行機の機体全体に吹きかけます。
  4. そのまま一晩おくと、特殊な液体が塗料を溶かし、ドロっと剥ぎ落とします。
  5. 新しい塗料が機体全体に塗られ、ステンシル(型抜き染め)の技術によってロゴが施されます。