世界最強のスイマー「マイケル・フェルプス」の食事の変化

2017年7月 6日

「食は命」といわれるほど、食べ物は心身のコンディションに大きな影響を与えていますが、オリンピックなどの大舞台で、結果を出す金メダリストたちは、果たしてどのようなものを食べて戦いに挑んでいるのでしょうか?

15歳でオリンピックに初出場して以来、自身の世界記録を更新し続け、「水の怪物」とまで呼ばれた世界最強のスイマー「マイケル・フェルプス」は、多忙なトレーニングスケジュールを維持するために、毎日とてつもない量の食べ物を食べていたといわれています。

一日の食事量はなんと、平均成人男性の6倍に相当する12000キロカロリーにも及びました。

しかし、どういったわけか、ある時を境に食べる量を著しく減らしています。

ここでは、世界水泳選手権の金メダリストであり、バタフライ(100m、200m)をはじめ、個人メドレーの世界記録保持者、そして、オリンピックのメダル獲得数史上最多記録をもつマイケル・フェルプス選手の食事が、北京オリンピックからリオオリンピックにむけてどのように変わっていったのかを、その興味深い食事メニューを中心にTech Insiderから紹介します。

北京オリンピックでの食事メニュー

マイケル・フェルプスは、2008年の北京オリンピックでは、下記のような食事メニューによって、一日に12000キロカロリーを摂取していました。

朝食では、フライエッグサンドイッチ3個、コーヒー2杯、卵5個分のオムレツ、グリット、フレンチトースト、チョコレートチップのパンケーキ。

昼食は、約500gのパスタ、ハムとチーズのサンドイッチ(Lサイズ)2個。

そして、夕食は、約500gのパスタ、ピザ(ホールのまま)1枚、1000キロカロリー分のエナジードリンク。

しかし、これだけ大量に食べていたにもかかわらず、2012年に行われたロンドンオリンピックでは、目に見えて食べる量が減っています。

ロンドンオリンピックでの食事メニュー

朝食は、コーヒーとフルーツ、オートミール、ハムとチーズのオムレツ1個。

昼食では、ミートボールサブ(ミートボールを挟んだパン)。

夕食は、赤身肉と全粒穀物と野菜。

彼はまた、2014年にお酒もやめています。

果たして、どうしてここまで食事メニューを変えてしまったのでしょうか?

それについて、マイケル・フェルプスは次のように語っています。

「私は、食べる量は減りましたが、良質なタンパク質に富んだ食品や栄養価の高い食事からカロリーを摂取するようになりました。」

このことから、食べる量よりも質を重視するようになったために、結果的に食事量が減ったことが分かります。

実際に、マイケル・フェルプスが食事量を減らしたことによって、彼の能力が妨げられることはありませんでした。

彼は、2016年に開幕したリオデジャネイロオリンピックにおいて、金メダル5個と銀メダル1個を手に入れ、メダル獲得数は、オリンピック史上最多と呼ばれる合計28個に更新されました。

これは、これまでどのアスリートでも成し得なかった歴史的な快挙です。