犬はどうして自分のしっぽをしつように追いかけるのか?

2017年7月27日

犬の行動において、なにが目的なのかさっぱりわからないもののひとつに、自分のしっぽを追いかけてその場をぐるぐる回ることがあります。

見た目にはただ遊んでいるかのようにみえますが、実は、このような犬の反復行動は、強迫性障害(CCD)と呼ばれる深刻な問題の兆候のひとつであるといわれています。

驚いたことに、犬も人間と同様に、 自分の意思では抑えきれず、しつように同じ行動を繰り返す「強迫神経症」と呼ばれる不安障害の一種に苦しむことがあるようです。

ここでは、犬の強迫性障害(CCD)について、このような症状がみられた場合に、どのように対処していくべきかをあわせて、Tec Insiderから分かりやすく紹介します。

犬の強迫性障害(CCD)とは

獣医が初めて犬の強迫性障害に気付いたのは1990年代始めのことでした。

犬の強迫性障害にはさまざまな兆候があり、実際にこれまでに、何時間も自分のしっぽを追って回るブル・テリアをはじめ、手足をしつようになめ続けるドーベルマン、岩を噛むラブラドール、空中にある想像上の物体をはらおうとし続けるキング・チャールズ・スパニエル(キャバリア)など、多くの不可解な行動がみられています。

さらに研究がすすむにつれて、犬の強迫性障害には、遺伝的要因があり、その多くが思春期の頃から見られ始めることも分かってきました。

しかし安心してください。もし、大切な愛犬にこのような症状がみられたとしても、彼らを助ける方法はあります。

対処法

犬の脳は人間の構造と似ているため、人間の強迫性障害(OCD)と同様にプロザックのような抗うつ薬の投薬による治療法が犬に対しても有効だといわれています。

実のところ、犬の強迫性障害に関する明確な原因はまだ解明されてはいませんが、過度なストレスや不安がこういった行動を引き起こすことも考えられています。

そのため、大事な愛犬との生活に関心を示し、何がストレスの原因となっているのかを知り、それを取り除いたり、一緒に走り回って運動したり、犬の病気について理解していく姿勢が状況を改善するうえで必要なのかもしれません。