カメレオンが獲物をとらえるまでの驚異的なスローモーション動画

2017年8月21日

360度という驚きの視野をもつカメレオンが獲物をとらえるのは、わずか一瞬のできごとです。

伸縮性のある舌先から出される粘着力のある液をペタっと獲物にはりつけてとらえますが、その一連の動作をスローモーションでみていくと、もっとおもしろい発見があります。

ここでは、パンサーカメレオンが昆虫を捕らえて食べるまでの一瞬のできごとを、50倍の遅さでゆっくりと観察できるように編集された素晴らしい動画をBBC Earthから紹介します。

超スローモーションの映像なら、カメレオンの舌がどれくらい強力な武器であるのかを見ることができます。

カメレオンの舌の仕組み

人間の舌には骨は存在せず、何十もの筋肉の集合体によって独自の動きを生み出しています。

それに対して、カメレオンの舌には一本の細長い骨があり、その周囲を覆っている弾力のある筋肉組織が獲物をとるために重要な役割を果たしています。

カメレオンの獲物の捕らえ方

カメレオンは、獲物をとらえるときに、まず、舌の付け根の骨を前方に突き出した後、舌の筋肉を獲物めがけて長く伸ばします。

そして、驚いたことに、獲物まで伸びたところで舌先が2つに分かれ、2つの角度から獲物を包み込むようにしてとらえています。

獲物をとらえた舌は、一度だらんと垂れ下がった後、筋肉を収縮させながら口の中に引き込まれていきます。

口から舌を発射するときの加速度は、まさに驚異的な速さです。

驚異的な加速度をもつ舌

このスローモーション動画は、速度を約50倍遅くしたもので、実際に、舌を発射させてから獲物をとらえるまでの時間は1秒にも達していません。

動画で計測されたカメレオンの舌の加速度は40G。この値は、ジェット機が最大スピードで急降下するときのおよそ4倍にもおよぶ速さだといわれています。