自殺しようとしている人がわかる14の兆候とは?

2017年9月 7日

自殺(自分の命を絶つこと)は、誰にとっても非常に悲しいできごとですが、世界中で起こっているのが現実です。

毎年、自殺者は百万人にも及ぶといわれています。それは、40秒に1人が世界のどこかで自殺によって命を落としていることを意味します。

決して他人事ではなく、突然身の周りに起こり得ることで、自分の知っている人が自殺を考えている可能性がないとは誰にもいえません。

そこで、ここでは、人が自殺を考えているときに潜在的にあらわれやすい14の兆候について紹介します。身の周りの誰かや友人、家族が自殺を考えていることを確認する方法を知っておくことは、人の命を救うための大切な手段のひとつでもあります。

自殺前によくみられる14の兆候

今までに自殺について考えたことすらないという人にとっても、身の周りで実際に遭遇したことがある人にとっても、自殺の兆候をあらわすふるまいを理解しておくことは、非常に重要な意味があります。

自殺をしようとしているすべての人があてはまるわけではありませんが、下記に傾向としてよくみられる14の兆候を紹介します。

1. 自殺に関する話をする

「自殺ってどう思う?」や「今まで自殺について考えたことある?」、または、「自殺するなら何が一番か」といった質問やこれに似たようなフレーズが出る場合、その人は自殺を考えている可能性があります。

そういった場合の多くが、あなたの意見を求めているのです。仮に自殺についてのアドバイスを求められたら、助けを求めているのかもしれません。

2. 大切にしていたものを放棄する

高価なものや今まで大切にしていたものを家族や友人にあげるようなら、自分がいなくなった後に残された人のことを考えている可能性があります。

3. 遺言書を作成する

通常、誰かに遺言書を書くときは、結婚や出産、開業、愛する人との死別などといったきっかけとなるできごとがあります。

しかし、突然遺言書を書こうと試みる姿がみられたら、(その人が自殺を考えている可能性があるので)なぜ遺言書を書こうと決めたのかを聞いてみてください。

4. 武器のようなものを手に入れる

ただ武器のようなものを手に入れるだけでは自殺について疑うことはありませんが、ここで紹介する他の兆候と合わせてみられるようなら注意すべきです。

今までガンコレクションや射撃競技などとは無縁な人であれば、なおさら要注意です。

5. 睡眠パターンがおかしい

睡眠パターンがおかしくなることは、自殺を考えている人によくみられる兆候のひとつで、これは一般的な睡眠障害とは異なり、個人の問題へのストレスや不安感から睡眠に問題が生じてしまうために引き起こされています。

おそらく、気分の落ち込みや自殺思考によって、眠れない状態が長く続いている可能性があります。

6. 低エネルギーになる

気分の落ち込みや元気がない様子が頻繁に見受けられるようになると、その多くが、自殺への思いから睡眠が不足してエネルギーが低下している状態にあります。

その場合は、なにかへのやる気を引き起こさせることが解決の糸口になります。

7. アルコールや薬に依存しやすくなる

薬物の依存性を研究しているカナダ人の心理学者ブルース.K.アレクサンダー(Bruce Alexander)氏は、はじめ「ラット(ねずみ)は、たとえ感電や食料剥奪のリスクを与えたとしても、薬物への常習癖がつきやすい意志の弱い生き物だ」と考えていましたが、研究を続けるうちに考え方を変えました。

なぜなら、1匹でケージに隔離されたラットは自己注射の装置を使って薬物に依存していきましたが、他のラットと一緒にして、自由に活動をさせたラットたちは、薬物への依存性を示さないことが分かったからです。

これは、人間においても同じことがいえます。

人間は、他の誰ともつながっていないと感じると、孤独やストレスから逃れるために、薬物やアルコールに依存しやすくなり、加えて薬物の力は、自殺への意志を強化することもあります。

8. 社会生活に関わろうとしなくなる

自殺の考えがある人は、周囲の人との関わりを避けていき、しいては家族や友人との関係までも十分に満足しないものに感じていきます。そして、社会生活に適合することなんか無意味だと感じていきます。

そして、うつ病の症状と同じように、それまで夢中だった活動やイベントにも興味がなくなります。

9. 自傷行為

意図的に自分の身体を傷つけたり、毒物を摂取したりする自傷行為は、自殺の兆候のなかでも特に注意をしておく必要があります。

自傷行為を行う人は、自分を傷つけることによって、ストレスや心理的な問題から逃れようとすることがよくるからです。

10. リスクを伴う行動をとる

自殺を考えている人は、無謀なことやリスクを伴うことをやろうとする傾向が強くなります。

11. 感情を爆発させる

周囲が理解しにくいような感情的なの反応を見せることがよくあります。そういった場合、一見すると他愛もない会話にみえても、特定の言葉に、トラウマ的なできごとを思い起こさせている可能性があります。

12. ボディーランゲージ

肩を落とす(前かがみ)、床を凝視する、目を合わせようとしないといったボディーランゲージは、自殺を考えている人やうつ病の人によくみられる兆候です。ここで紹介している他の兆候と一緒にみられるときは注意が必要です。

13. 過去に自殺を試みたことがある

過去に自殺を試みたことがある人は、自殺傾向が強い可能性があります。

人には理解されにくいことのひとつに、うつ病は薬でもなかなか治癒しにくいという点があります。薬を飲むのを急にやめると、大きな気分の落ち込みの波が襲ってくるため、それによって自殺が促されることもあります。

14. 幸福感と落ち着きがみられる

一般的に、うつ病や自殺のイメージは、悲しみと結びつくことが多いため、幸福感や落ち着いた人をみると、ものごとがうまくいっているように勘違いされやすいのですが、実は注意が必要です。

この時点でポイントとなるのは、その人がテレビを見たり、好きな活動に参加したりする様子はなく、食欲もなく一日のほとんどを寝て過ごして、なにもしたがらないということです。

自殺をするには、多大なエネルギーと計画性が必要なので、それを実行するために、ほとんどのエネルギーを思考に費やしている可能性があります。

実際に、自殺した人を間近で見てきた家族や友人の証言には、自殺の直前の様子について、穏やかさや幸福感さえ感じたという報告もあります。

自殺前の幸福感は、自殺者が計画を確定し、やっとこの世界の痛みから逃げ出せると考えているからだといわれています。

最後に

上記で紹介した14の兆候のうち、1つ当てはまるだけでは、自殺を考えていることにはならず、通常は、これらの兆候がいくらか組み合わされてあらわれます。

最後に、もしあなたに気分の落ち込みがあったり、自殺を考えている場合は、自分はひとりではないことを忘れないでください。