走るときにほとんどの人が間違えている腕の振り方とは?

2017年9月25日

子供でも大人でも、短距離やマラソンに関わらず、多くのランナーが走るときに腕の振り方(動かす方向やフォーム)を間違えて大きな損をしています。

ランニングにおいて、腕の振り方はあまり意識されにくいかもしれませんが、腕を正しく使うことができれば、上半身の安定性を高め、走行中のエネルギー活用量にも影響を与えられるため意識して改善するのはとても大切なことです。

ここでは、走るときの腕の振り方で最もよくある間違いと改善方法について、米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン医療センター(Langone Health)の運動生理学者Heather Miltonさんがアドバイスしたものを分かりやすく紹介します。

腕の振りが大切な理由とよくある間違い

ウォーキングやランニングにおいて、エネルギー量を最大限にするには、運動している間はずっと体のコア(大幹)な筋肉を引き締めて上半身のフォームを適切に維持することと、腕を正しく振ることの2つがカギになります。

腕は、手をポケットに入れるように後方に引いた後、前に戻すという一連の動作の繰り返しですが、このとき、非常によく見られる間違いがあります。

特に多いのが、前に振り出した手が内側に入ってしまい、腕の振りが窮屈になったもの、そして、それとは逆に外側に広がり過ぎるのも不適切な振り方です。

もちろん、腕が横振りや振り幅が小さすぎる、また、脇が開いている場合も、走るときの身体のバランスがとれにくくなるので改善していかなければなりません。

腕の振り方の改善方法

屋内でランニングマシンを使うトレッドミルであっても、外でのランニングであっても、腕の振り方は、必ず自分の進行方向に向けてまっすぐに動かす必要があります。

具体的には、(ズボンのポケットに入れるように)手を腰の高さまで後方に動かした後、そのまままっすぐ前方に戻します。これによって、腕の振り幅が体の前後でバランスよくなります。

同時に、前後にスイングする肘の角度が90度で維持できているかも確認してください。

この一連の腕の振り方は、上半身の安定性を向上させるだけでなく、たとえランニングマシンで走る場合でも全身の運動量を最大にしてくれます。

もし、走るときに前に振った腕が内側に入ってしまうようなら、体のコア(大幹)の筋肉の反応が低いか、または、コア(身体の芯)部分の筋力自体が弱いかのどちらかである可能性があります。