「なぜ勉強しなくてはいけないの?」の3つのカギ

2021年5月22日

おそらく勉強が大切なことは、誰一人として否定はしないでしょう。

しかし、自分は何に向かって、何のために勉強をしているのかをはっきりと言える学生は少なく、仮にそれを子供に問われた場合にうまく答えられる大人も少ないかもしれません。

実のところ、今の教育システムでは、人間の創意工夫、エネルギー、心(思いやり)、才能が産業規模で失われつつあることが危惧されています。

そこで今回は、子供の将来に向けて何を教えて、どのようなスキルを身に着けさせていくべきかを考えるうえで役立つ3つのカギを紹介します。

個人の、さらには国や世界のレベルで経済力を底上げするうえで大切なのは、「私たちは何のために勉強をするのか」を教育の真の目的に焦点を当てて考えることが必要となってきます。

それによって、現実的な目標や今すべきことがやっと見えてきます。

下記は、子供への教育にとどまらず、大人の生涯学習にもきっと役立つことでしょう。

教育の目的とは?私たちは何のために勉強するのか?


勉強とは、これから先成長して、何かに挑戦するときに備えて準備をするためのもの

しかし、現実には、名だたる私立学校をはじめ、国が運営する支援学校をみても、ごくわずかな生徒をのぞいてほとんど全てが、この目的を達成できずにいます。

それではいったい、どのような教育に力を入れるべきなのでしょうか?

さらに学校を開設したり、お金を費やしたり、教員を増やしたり、試験を難しくすればよいのでしょうか?

教育を立て直すには、それよりもむしろ、教育の真の目的に焦点を当てていかなければなりません。

そのために考えられた将来のナショナルカリキュラムは、「仕事」と「良好な関係の構築と維持」という教育の根本的なタスク(課題)をもとに、以下の項目に目が向き始めています。

まず、資本主義を知る


今日の経済システムは、「悪いことを変えられない」と同時に、「良いことを維持しにくい」といった健全な経済の流れを阻む力が見えないところで静かに、そして根強く存在しています。

この悪い循環を断ち切るのが難しいのは、私たちがただ資本主義について、十分に理解していないからともいえます。

たとえば、数学のような科目は、お金を扱う99%の人にとって、最も実用的な教育の歯車であるべきで、生徒には、生産性の大切さや利益の出し方といった資本主義のベースを分かりやすく教えていかなければなりません。

それには、お金の流れのルールやヒューマン・リソース(人を資源とする考え方)、リーダーシップ、マーケティング、 競争のルールなど世界経済についても学ぶ必要があります。

次に、自分自身を知る


一般的に、学生は、自分自身を誤認する傾向が非常に強く、日常を否定して、妄想や自己防衛に陥りやすいといわれています。

そういった生徒を助けるためには、彼らの神経症と恐怖心に細心の注意を払ってパーソナルマップ(自己形成や人生の地図)を示していかなければなりません。

人がいかに複雑であるかを理解させ、自分に最も適した友人のタイプやどのような仕事に自分のキャリアを投資していくべきかなど多くを学ばせることが人の可能性を広げます。

おそらく学生は、自分の将来の探索のために週に3時間は時間を必要とするでしょう。

最後に、個々、または社会的関係について学ぶ

悪い人間関係や社会的関係のコストへの認識を持つべきです。

理想的な教育システムとは、人々が共により良好に暮らしていくためのスキルの習得に力を入れたものです。

それは、優しさや許容だけでなく、お互いの不安を軽減するためのスキルでもあり、このような教育は、学校に行く子供に限らず、大人の生涯教育のためにもあるべきです。

また、教室のイスに座って受ける授業が教育の全てではありません。メディアや芸術もまた、教育の可能性を最大限に引き出し、実際に学ぶべきことを人々に教えるのに役立つでしょう。

まとめ

私たちは、教育について、失敗の真の原因を突き止めるのに失敗し、主にお金や給料、規律にとらわれ過ぎているのかもしれません。

まずは、お金や給料、規律というものが、根本的な問題の単なる結果に過ぎないことを知ることが大切。

そのうえで、上記の3つのポイント「資本主義を知る」、「自分自身を知る」、「個々、または社会的関係について学ぶ」を取り入れることは非大きな意味があるのかもしれません。

参照元:

What's Education For?