地雷から身を守る驚異のサバイバルテクニックとは

さて、不幸にもあなたは、古い地雷原に遭遇してしまいました。

旅行中や慣れない土地では、決してありえない話ではありません。世界には1億個以上の地雷が、地中に眠り、誰かがそれを踏むのを待っているのです。

地雷に囲まれて、どこに向かって歩けばいいのかわからない。

一つの間違った動きで、粉々に吹き飛ばされてしまうかもしれない。

以下に、一触即発の危険な状況で、地雷原からどうやって帰還するかについて、地雷の近くでは携帯電話を使うべきでない理由や、積み重なった岩に警戒すべき理由ねずみがあなたを助けてくれるかもしれない理由などを中心に紹介します。

悲惨な戦争の恐ろしさは、戦いが終わった後も長く続いているのです。

地雷はなかなか無くならない

地雷とは、車両や人の重さで起爆するように設計された爆発物のことです。

世界には、一億個以上の地雷が地中に埋まっていると考えられています。貯蔵されている地雷を含めると2億個以上にもなり、それらは新たに埋められています

アフリカは、地雷数が最も多い大陸で、ジンバブエにおいては、1kmあたり5500個の地雷があります。

地雷の技術は革新的に上がり、今では子供のおもちゃに見せかけた地雷、探知しにくい地雷もうまれ、さらには、1000個の地雷を埋めるのに要する時間はたった1分

また、地雷は安価で、生産コストは3ドル(約330円)という低価格なのです。

一方で、現在の技術をもってしても世界中の地雷を撤去するには、1000年以上かかるといわれています。

地雷源では携帯電話は使わない方がいい

もし、地雷源に遭遇したら、まず周囲の人にむやみに動かないように知らせてください。

GPSを持っていれば、レスキュー隊があなたの正確な位置を知ることができるでしょう。

電話やラジオ波、双方向の無線機などの信号は、遠隔操作のようなある種の地雷を起動させるおそれがあるので使わない方がいいでしょう。

地雷サインを覚えておく

地雷被害者の90%は一般市民で、そのうち半分は子供です。

あなたが、旅行中なら、地雷のリスクについて現地の情報を得ることは重要。

最低限、地雷を警告する標識があるかもしれないことを知っておきましょう。

致命的な脅威の中、ぜひ覚えておきたいのが地雷源を示す標識やサイン

どくろマークと十字架、そして、赤い三角形は、国際的に認められた地雷原のサインです。

しかし、時には、地雷原を示す目印がただの棒や積み上げられた石のこともあります。

装甲車に乗り込む

2004年、アフガニスタンでのことです。

治安部隊の装甲車がパトロール中に、未確認の地雷原に閉じ込められました。

6回の爆発が車両を取り囲み、装甲車のタイヤを破壊しましたが、彼らは2時間後、怪我もなく無事に救出されました。

装甲車の被害状況を考えると、この車がなければ、彼らは生き残れなかったでしょう。

しかし、一般車では被害は免れないため、装甲車に載ることができなかったり、軍事訓練を受けていない限り地雷原には近づかないほうがいいでしょう。

ネズミの後を追う

このような状況では、ネズミがあなたを助けてくれるかもしれません。

ただし、どのようなネズミでも良いというわけではありません。

アフリカオニネズミだけです。

彼らは、爆発物を検知できるほど優れた嗅覚をもち、実際に地雷の探知除去に役立てられています。

わずか28gの爆発物でも匂いを感知でき、人間なら除去に25時間はかかる場所を、彼らの力を借りると20分で片付けることができます。

自力で地雷原から脱出ためのサバイバルテクニック

特別に訓練されたネズミも装甲車もない場合、自分の力で脱出しなければなりません。

そこで、覚えておきたいのが「足跡やタイヤの跡」を探すこと。

これらは、誰かが既に通った後なので、歩いても安全な場所です。

また、あなた自身の足跡をたどると、地雷原に入ったところまで引き戻すことができます。

不幸にも、爆発物が起爆した場合、(地雷の上を避けて)すぐに地面に伏せてください。

地雷は上に向かって爆発するので、地面に近いところにいたほうが安全です。

さぁ、あらゆる困難を乗り越えて、あなたは地雷原を生き延びることができました。