子供に身につけさせたい和食のマナー 知らないと恥をかく食器の並べ方と食べ方

2009年9月17日

食べ方は、意外と人に見られています。食べる姿をみれば育ちが分かるとさえいわれることも。

たしかに、食事をするときの姿勢や、しぐさのひとつひとつがきれいな人は魅力的です。男女を問わず、子供がそんな大人に成長してくれると嬉しいですよね。

ここでは、子供の頃からからぜひ身につけさせておきたい食事作法について、和食での茶碗や汁椀、皿の正しい並べ方から食べ方までを分かりやすく紹介します。

特に、食器を運び、並べる「配膳」は、子供のお手伝いにも取り入れやすいのでおすすめです。

和食器の配置には意味がある!

和食器の配置は、食べる順番を考えられた非常に合理的なものです。

日頃から何気なく行っている和食器の並べ方も、その意味から理解することで身に付きやすくなります。

茶碗と汁椀の配置

日本料理は、飯碗を左手前、汁椀は右手前に置きます。これは、箸を持つ手と深い関係があり、主食となるごはんが持ちやすいように、優先的に左側に配置されています。

基本的には、右利きの人が食べやすいような並べ方になり、食事を進める間は、勝手に配置を変えてはいけません。

食べ方のポイント

食べる時は、まず手前にある汁を一口すすります。それによって、唾液の分泌が促されて、食がすすみやすくなります。ちなみに、会席料理では、前菜としてお吸い物が先に出てくることもあるようです。

汁物、ご飯を口にして体が栄養を取り込む準備を整えた後におかずを食べます。

また、汁物の入った椀に蓋がある場合は、右手で開けて膳立てされた盆の外、右上にひっくり返して置きます。食べ終わったら、左手で椀をもち、右手でふたを閉めます。

お酒を楽しみながら食べる「会席料理」などで、最後のデザート前にご飯と汁と香の物が出された場合は、交互に食べます。香の物をご飯の上にのせるのは下品な印象を与えるのでやめましょう。

主菜(メイン料理)と副菜、その他の和食器の配置について

主菜は、汁物よりの上(右奥)、副菜は茶碗の上に配置します。主菜に海老や魚がある場合は、頭側を左(利き腕の逆)、腹を手前にします。こうすることで利き腕にもった箸で魚の身がとりやすくなります。

繊維質の豊富な副菜は、体の代謝を整えてくれます。

余談ですが、魚の形をした皿も同様に置きます。

漬物は、茶碗と汁物、主菜の間に。

箸は、右利きの人には箸先を左側に向けてもちやすいように置きます(左利きの人は逆)。

片口は、注ぎ口を左側に向けて取りやすいように置きます。

コップは、右利きの人には右奥に、左利きの人はその逆に置きます。来客時やティータイムなどでお茶とお菓子を出すときは、お茶を右、菓子は左になります。

和食器の種類と持ち方

食事では、手に持ってよい和食器と持ってはいけない和食器があります。

漆の椀や茶碗、丼、小鉢や小皿は、胸元まで持ち上げて食べます。

刺身や焼き魚、揚げ物の皿、中皿(鉢)、大皿(鉢)は、手に持ちません。大皿に数人分の料理を盛るときは、取り皿にのせたり、懐紙(かいし)を受け皿にします。

大皿から直接口に運ぶことは、「膳越し」と呼ばれ、相手に見苦しい印象を与えるので注意してください。また、手を受け皿代わりにすることも行儀が悪いのでやめましょう。

最後に

食事の作法は一度見につけてしまえ、生涯にわたって役に立ちます。

子供が将来、食事をする場面で、恥をかかないためにも、最低限の食事作法は身に付けさせてあげたいものですね。