妊娠21週目から27週目の胎児の発達

2011年5月25日

妊娠21週目から27週目までの赤ちゃんが成長する様子や妊婦の体の変化をまとめて紹介します。

胎児の発達

個人差はありますが、一般的に安定期と呼ばれるのは27週目(妊娠7ヶ月)までです。

この頃から、一定リズムで胎児が動くのが分かる妊婦さんも多くなります。これはしゃっくりで、胎児が、外の世界に適応していくために、息を吸ったり、吐いたりする準備をする過程で、未発達な横隔膜が不定期に収縮することによって起こります。

不思議なことに、母親がお腹がすいていると同じように空腹を感じるようです。

妊娠21週目

妊娠21週目になると、赤ちゃんの大きさは、胎盤とほぼ同じになります。この時期の赤ちゃんの体はまだ小さいのに羊水量が多いため、子宮の中で自由に動き回ることができます。これにともない、胎動が分からなかった人もだんだんと感じることができるようになるでしょう。

腎臓が発達し、羊水を飲んで、尿を出し始めます。

詳しくは「妊娠21週目の胎児は味覚が発達し、味が分かってくる!」をどうぞ

妊娠22週目

脳や神経終末が完全に形成され、胎児は、新しい感覚「触覚」を感じ始めます。

妊婦健診のエコーでは、胎児が指を顔に近づけて口に入れたり、顔やへその緒など手に届くいろいろなものを触ったりして触感を感じている様子を見ることができます。

全身は産毛で覆われ、体には深いシワがありますが、より人間らしい体つきになってきます。

こちらもどうぞ:
感覚神経が鋭くなる妊娠22週目の赤ちゃんの発達
胎児の男女の性別の分かれ方

妊娠23週目

妊娠23週目には、胎児は身長は約30cmくらい、体重は約650グラムになり、まぶたが開き、まつ毛も生えてきます。

肺の発達が著しい妊娠23週目の赤ちゃんの発達 >

妊娠24週目

肺胞が発達し、妊娠24週目になると肺の機能がほぼできあがるので、もしこの時期に生まれても、医療器具の補助を借りて、呼吸をすることができるため、生存率が高くなります。

早産で生まれても生存できる可能性がある!妊娠24週目の赤ちゃんの発達 >
鼻の孔が開通する妊娠25週目の赤ちゃんの発達 >

妊娠26週目

胎児はきゅうりくらいの大きさになります。脳のしわも増え、考えることができはじめます。

外の大きな音が聞こえるようになるので、父親にも積極的に話しかけてもらいましょう。おなかにいる時から話しかけてあげると声に親しみを感じ、生まれた後の反応が変わってきます。

初めて目を開く妊娠26週目の赤ちゃんの発達 >

妊娠27週目

妊娠27週目になると胎児の身長は約35cmから37cm、体重は1キロくらいになります。ちょうどカリフラワーくらいの大きさです。

目の網膜が形成され、光を感じます。まばたきはできますが、外の光を感じる程度でまだ目は見えません。

唇ができ、舌で味を認識し始めます。

全身に産毛が生え、胎脂で覆われますが、体は痩せて表面はしわだらけ。皮下脂肪はこれから少しずつ増えてきます。

脳細胞がどんどん発達し、表面のしわが増え、記憶したり考えることを始めます。感情も芽生えます。この頃から眠る間は夢を見ることがあるという研究者がいるくらい脳が活発に動き始めます。

母親の声の聞き分けや、声を出すことができるようになります。

羊水の味の違いも分かる妊娠27週目の赤ちゃんの発達 >

妊婦の体の変化

子宮の大きさが大人の頭ほどになり、膀胱が圧迫されやすいので、トイレが近くなります。また、子宮が胸郭付近まで上がるため、時には息苦しさを感じることがあるかもしれません。

個人差はありますが、これから出産に向けて足がつる(こむら返り)、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)、おなか周りがかゆくなるなど色々な症状が出てきます。