乳離れ(ちばなれ)をスムーズに成功させるやり方や時期とは

2011年5月14日

乳離れ(ちばなれ)をしようとするきっかけは、仕事への復帰や「もうやめさせたほうがいいのでは」といった周囲からのプレッシャー、赤ちゃんの年齢など人それぞれで異なります。

しかし、いざ乳離れを行うとなると、何からどのように行えばうまくいくかが分からずに不安になるものです。

実際に、早い時期から無計画に強行してしまうと、赤ちゃんの母乳への執着心が強くて断念してしまったり、母親が乳腺炎になって辛い思いをすることにもなりかねません。

ここでは、赤ちゃんの乳離れをスムーズに成功させるために考えられた、母子ともに負担の少ないやり方と時期(タイミング)についてのアドバイスを紹介します。

乳離れの時期(タイミング)について

乳離れとは、赤ちゃんが、食事(離乳食)から栄養を摂取できるようになり、母乳を飲まなくなることです。断乳や離乳(りにゅう)ともいわれます。また、赤ちゃんが成長して、自分から母乳を飲まなくなることを卒乳といいます。

乳離れをするには、母乳以外で水分や栄養を摂取できるようになっていることが条件です。まずは、コップで水を飲んだり、離乳食で十分な栄養が取れているかを確認してください。

ちなみに、アメリカでは1歳まで、世界の専門機関では2歳までは母乳育児を続けることを推奨しています。

母親が乳離れをする時期を決める場合は、短期間で済ませようとしないで、母子ともに負担が少ないように計画的に少しずつ取り組むことが大切です。

そして、乳離れを行っている期間は、いつも以上にしっかりと愛情を示し、赤ちゃんを安心させることを心がけてください。

乳離れのやり方

まずは、離乳食の量を徐々に増やしながら、授乳間隔を少しずつあけて、それに伴って1日に飲む母乳の量を減らしていきます。

昼間は、外に散歩にでかけたり、母乳の代わりにおせんべいや乳ボーロ、フルーツといった、赤ちゃんの好きな食べ物を与えて気を紛らわせるのもおすすめです。

乳房の張りや乳腺炎対策

母乳を与えるのを急激にやめてしまうと、乳腺炎になることがあります。

離乳食の割合を徐々に増やしてゆっくりと移行していくのが理想ですが、母乳の代わりにミルクの回数を一日ごとに増やして、乳房への負担を和らげる方法もあります。しかし、母親が哺乳瓶でミルクあげようとすると、赤ちゃんが母乳を欲しがって嫌がることもあります。その場合は、他の人に代わりに授乳してもらいましょう。

乳房の張りや痛みがひどい時は、温かいお風呂は避けてシャワーで済ませます。乳房が温められると血行がよくなり、母乳の生成を促してしまいます。

母乳を適度に搾る方法に関しては、賛否両論があるので、母乳外来で一度相談してみてください。

乳房が張るのを予防するための漢方薬もあります。必要に応じて、医師に処方してもらいましょう。

乳離れと間違いやすいので要注意!赤ちゃんが急に母乳を飲まなくなる原因

赤ちゃんは、体調がすぐれなかったり、哺乳瓶の乳首やおしゃぶりに慣れてしまったりした場合、また、歯の生え始めによるむずがゆさ、気温(暑すぎたり寒すぎたり)や授乳姿勢、母親の汗による不快感など、様々な要因によって、母乳を突然に飲まなくなることがあります。

しかし、1歳未満で卒乳することはまれであるため、その場合は、安易に乳離れだと判断しないで様子をみましょう。

まず、3、4回授乳を試みて、拒絶するようであれば次の授乳時間まで様子を見ます。そして、必要に応じて専門家に相談してみてください。

母乳を飲まないからといって、赤ちゃんの頭を押さえつけて無理やり飲ませようとしたり、1時間以上も飲ませようと奮闘しないでください。