コリックの原因と赤ちゃんが泣き止まない時の効果的な対処法

赤ちゃんが泣き止まない理由がどうしても分からなかったり、毎日同じような時間帯(特に夕方)に機嫌が悪くなって泣くようなことはありませんか?

それは、「コリック」の症状かもしれません。

ここでは、コリックの原因や効果的な対処法についてのアメリカの小児科(消化器病学)医Dan Thomas,MDによるアドバイスを紹介します。

実は、コリックの明確な原因はいまだに解明されてはいませんが、幸いにも専門家が数多くの成果を出してきたといわれる対処法があります。

コリックとは

コリックは、赤ちゃんの機嫌が急に悪くなって泣き止まなくなる症状のことで、夕方に多くみられることから、日本では、たそがれ泣きとも呼ばれています。

一般的に、生後3週目くらいからみられ始め、6週目から8週目頃にピークを迎え、生後3、4ヶ月くらいで症状が落ち着きます。

なかには1週間に2、3回、3時間以上も泣き続けることがあり、世界中で多くの親が困っていますが、専門家の間でもコリックを確実に治す方法がいまだに見つかっていないのが現状です。

一度泣きだしたら、長時間に及ぶため、コリックで悩む親は多くいますが、赤ちゃんを泣きやまらせることばかりに集中してしまうと余計にストレスがたまるのでよくありません。

パートナーや近くに友人や家族、知人など、サポートをしてくれる人がいる場合は、できる限り一人で悩まないで、相談にのってもらったり、育児に協力してもらいましょう。医師や育児相談ができる機関でも力を貸してもらえます。

コリックの原因と効果的な対処法

ミルクや乳に対するアレルギー症状
母乳の場合は、母親がお菓子や甘いもの、乳製品を食べすぎた時にコリックを発症することがあります。その場合は、母乳をやめるのではなく、母親の食習慣を見直してください。
なかには、母乳育児を中止して、調乳ミルクに切り替える人がいるようですが、それではほとんど効果はありません。母乳育児は諦めないでください。
おなかにガスがたまって気持ち悪い
赤ちゃんがゲップを上手にできなかったり、授乳中や泣く時に空気を飲んでおなかが張る状態が続くようならば、ゲップのさせ方を工夫したり、マッサージでおなかのガスをぬいてあげましょう。朝からたまったガスによって、夕方赤ちゃんの不快感が増すことがよくあります。(コリックやおなかにたまったガスを取り除くマッサージ方法参照。)
消化がスムーズに行われない
授乳間隔が短く、前回に飲んだ母乳やミルクが消化しきらない内に飲ませることが続く。
消化器官へ負担がかかるため、飲み過ぎにならないようにミルクの量を調整する。
後乳を飲ませるようにすると解決した例もあります。後乳については、「後乳の方が赤ちゃんがよく寝るわけ」を参照ください。
母乳の出が悪い
夕方になると母乳が作られにくい傾向があるため、ただ母乳が足りないのが原因で泣くこともあります。
食事
砂糖水を飲ませたり、生姜やフェンネル、おしゃぶりを口に入れるとコリックの症状が落ち着く意見もありますが、科学的な根拠はあまりないようです。
アメリカの小児科医学(博)士であるLawrence Kagan氏は、乳酸菌などの体に良い働きをするバクテリア(プロバイオティクス)の力を借りて治療するのが一番効果が高いと指摘。その場合は、医師と相談し、適正に継続して治療することが大切で、Lawrence氏のもとでは、50パーセントの患者の症状が改善したと報告しています。
(医師が処方する)液体制酸薬を1日に3、4回、小さじ1/2杯ずつ与えると、おなかにたまったガスや便の排泄がスムーズになり、数週間でコリックの症状が改善したという研究結果もあります。
その他
散歩で親子双方の気分を落ちつかせるのもよいようです。