ここでは、言語能力が伸びることで注目されるベビーサイン(手サイン)の様々なメリットや教え方のコツ、覚え始めに適した簡単なサインを紹介します。
ベビーサインとは、言葉が話せない赤ちゃんが自分の意思を手で表現し、母親や周囲とコミュニケーションをとる(会話)ために使う手段のひとつです。
目安としては、言葉とサインの繋がりを理解するようになるといわれる生後6ヶ月頃が始めるのに適した時期だといわれています。
ベビーサインのメリット
ベビーサインによって、自分の伝えたいことが理解されることは、赤ちゃんがコミュニケーションの楽しさを実感する第一歩になります。
また、尿や便が出た時のベビーサインを覚えることで、トイレトレーニングが早く進んだり、耳と目と手を一度に働かせるので、脳を刺激したり、言語能力が伸びる傾向があります。
そしてなによりも、赤ちゃんが、眠たくなったり、おなかがすいたりした時に、意思を伝えることができると、フラストレーションをためて泣きわめく時間が減少し、母子ともにストレスの緩和になります。
ベビーサインを教えるポイント
- 言葉で意味を伝えながら、ベビーサインの見本を示す。
- ベビーサインをする時としない時を作らないで、一貫して必要な時に、繰り返す。
- 母親が見本を見せた後、赤ちゃんの手を持ってまねをさせる。
簡単なベビーサイン
ベビーサインには、おなかがすいた、喉が渇いた、疲れた、眠たいなどたくさんの合図があります。その中でも最も覚えやすいのが「食べる」です。ここでは、覚え始めに適したベビーサイン(入門編)を紹介します。
- 食べる
- 赤ちゃんがおなかがすいていると感じた時がタイミングです。「食べる?」と口で言いながら、赤ちゃんの手を口に持っていったり、母親がお手本を示します。
- そして、赤ちゃんが食べるようなしぐさを見せたら、食べ物を用意します。
- ミルクが飲みたい
- 哺乳瓶を見せた後、手の平を上にして、哺乳瓶の形を模したもう片方の手をのせます。口で「ミルクよ」と言いながら、赤ちゃんの手を持って、同じように動かします。
- 母乳の場合は、両手を前に出して、乳を搾るように手の平を開いて閉じるを繰り返す。
- もっとちょうだい
- ミルクなどが足りない時は、両手を前に出し、指先をつけて離すを繰り返す。
- 尿や便が出た
- 片手を握り、親指を人差し指と中指の間から出して、前後に動かす。
- 寝る
- 赤ちゃんをベッドに寝かせた後、自分の顔を覆うように右手を開いた後、指を揃えて閉じながらあごに向けて移動する。
参照元:
baby sign