赤ちゃんの便から分かる健康状態と便秘の解消法

2012年4月11日

赤ちゃんの便は、食べた物や体の調子に敏感に反応して、やわらかさや色などが変化します。

そのため、日頃からおむつ替えの時に、便の回数や色をチェックして状態を把握しておくことは、病気や異常がある時に、早めに治療をする手助けになり、赤ちゃんの健康管理に非常に役立ちます。

ここでは、生後1歳未満の赤ちゃんの便から分かる健康状態や受診が必要な便の状態について、医師(Dr. Marleigh Moscatel,M.D.,F.A.A.P)のアドバイスをもとに、家でできる便秘の解消方法とあわせて紹介します。

生後すぐの赤ちゃんの便について

生まれたばかりの赤ちゃんの便は、濃い緑色です。緑色の便は、胆汁のビリルビンが空気と触れて色づいたものなので、下痢でない限り心配はありません(赤ちゃんの下痢の原因と対処法を参照)。

そして、母乳を飲むにつれて、便の色が、緑から黄色、そして黄土色、茶色へと変化します。

調整ミルクで育つ場合は、この便の色が変わっていく工程が早めになる傾向があります。

受診が必要な便の状態

一般的に、赤ちゃんの機嫌がよく、食欲があり、嘔吐がなくて水分がとれるようなら、病気の心配はありません。

しかし、37、8度以上の熱、強い腹痛、大泣き、機嫌が悪い、嘔吐、おなかが異常に張る、腹部に何らかの衝撃を受けた(または触ると痛がる)、足の付け根がふくらんでいる、唇が乾き顔色が悪くぐったりしている時は病院での受診が必要です。

特に粘り気のある液体状の便と血便は、腸重積の疑いがあるため、緊急を要します。

また、赤ちゃんの便が白っぽい場合は、生後2ヶ月以内の手術がすすめられている胆道閉鎖症、血便を伴う下痢は感染性腸炎、白い下痢はロタウイルス腸炎の可能性があります。

小児科にかかる時は、腹痛が続く時間、嘔吐や血便はあるかといった症状を詳しく説明し、もし、血便が出る場合は、おむつごと持参して医師に確認してもらいましょう(無理な場合は携帯などで写真を撮っておきます)。

赤ちゃんの便秘

一般的に、赤ちゃんは、生後数週間は授乳のたびに排便をし、それ以降もほぼ毎日、便が頻繁に出ます。

しかし、便秘になることも多く、数日間排便がなかったり、強くいきむのに便がスムーズに出ないなどの症状が続くと機嫌が悪くなったり、泣きやまない原因になることもよくあります。

ここでは、赤ちゃんの便秘が3日以上続き、お腹がはるときに、薬に頼らないで自然に便秘を解消する方法を紹介します。

家でできる便秘の解消法

  • ベビーオイル(またはオリーブオイル)をたっぷりとつけた綿棒の綿の部分で、赤ちゃんの肛門に1cmの深さで出し入れを繰り返して刺激し、排泄を促します。
  • お腹に「の」の字を描くようにマッサージをして、ガスを抜きます。これによって腸の働きを良くすることができます。
  • お腹に何か温かいものをあてたり、お風呂に入れて体を温めてあげたりすると便が出やすくなります。
  • 医師の許可が出れば、赤ちゃんの便秘を改善する効果が高いといわれるプルーン果汁を与えたり、100ccの水に小さじ1杯のオリゴ糖を入れて飲ませたりすると、腸の働きを改善する手助けになります。

調乳ミルクの場合、粉が溶け切らずに残る場合や水の量が足りないと便秘になりやすいといわれます。ミルクを調乳する時は、分量を正しく量り、粉が残らないように、しっかりと混ぜて溶かしてから飲ませましょう。

便秘は、一時的に解消したとしても、慢性的に起こらないように注意して見守っていく必要があります。

上記の方法を1週間続けてみても、症状が改善しない場合は、医師に相談しましょう。

その他の参照元:
How to Handle Baby Constipation | Infant Care