赤ちゃんのミルクの吐き戻し対処法

2012年10月22日

赤ちゃんがミルクを吐き戻す原因や対処法、ミルクを吐かせないための予防のコツや受診が必要な症状について紹介します。

ミルクの吐き戻しの原因

赤ちゃんの胃は逆流しやすい縦長(とっくり型)であるため、ミルクや母乳を吐き戻しやすい特徴があります。また、胃の筋肉も未発達で、飲んだミルクを押さえきれずに戻してしまうこともよくあります。

その他にも、哺乳瓶から空気をたくさん飲んだり、単にミルクや母乳の飲みすぎが原因である場合もあります。

授乳時の注意点や対処法

授乳後によく吐き戻す時は、一度にたくさんの量を飲ませるのではなく、量を減らして飲ませる頻度を増やすようにします。

ミルクや乳を飲んだ後は、半立位の体勢でゲップをさせます。もし、5分くらい試みてもゲップをしないようなら、赤ちゃんの頭を少し高くして、横向きで寝かせます。横向きで固定できない時は、背中にタオルを置くとよいでしょう。仰向けで寝かせると「誤嚥(ごえん)性肺炎」を起こすことがあるので、注意してください。

数回吐き戻しても機嫌が良く、食欲があるようなら慌てずに家で様子をみます。

授乳の後に口からたらーっと流れ出るのは「溢乳(いつにゅう)」とよばれる生理的な症状なので心配はありません。これは、ゲップをしない時や飲みすぎの時によくみられます。

受診が必要な症状

ミルクや母乳を飲む度に吐き戻す場合は、ゲップをさせる時間を長めにとります。それでも治らなければ、医師に相談しましょう。

赤ちゃんがミルクを吐き戻す行為はよく見られ、痛みを伴わないものなので、ほとんどが心配ありませんが、なかには注意が必要な症状があります。

それは、続けて何度も吐き戻したり、噴水状に勢いがあったり、吐き戻す量が多い時です。赤ちゃんの様子がいつもと違うようなら、病院で見てもらった方が安心です。

吐き戻しが続いて体重が増えなかったり、逆に減るようなら、胃の出口が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいきょうさくしょう)になっている可能性もあります。これは、生後2週間頃から2、3ヶ月頃の間に見られる病気のひとつです。

もし、吐き戻した中に黒いカスが見られたら、血液かもしれません。また、緑色や黄色の嘔吐物は腸閉塞(ちょうへいそく)の可能性があります。

病院では、いつからどんな時にどんなものを吐き戻すか、発熱状況、お腹の膨らみ、ぐったりしていないか、下痢、排便の有無(便秘)など合併症状と考えられることをメモして伝えるとよいでしょう。授乳時間も聞かれることがあるので、記録しておきましょう。

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