授乳中に食べてはいけない食べ物

2013年1月16日

もし、あなたが、妊娠中は食べ物に気をつけていたけれど、産後はもう気にしなくなったのなら注意が必要です。

実際に、授乳中に母親が摂取した食べ物によっては、「寝かしつけようとしても赤ちゃんが寝ない」、「よく泣いて落ち着きがない」などと悩むようになったり、子供のアトピーやぜんそく、アレルギー疾患を引き起こす原因となる場合があります。

また、授乳中の母親が乳腺炎で悩む原因の多くも食べ物だといわれます。

ここでは、母乳の出や味、成分に影響を与えやすいため、授乳中は食べない方がよいといわれる食べ物について、その理由と対策を合わせて、20年以上母乳育児をサポートしてきた専門家Kimberiy Durdinさんによるアドバイスを元に、分かりやすく紹介します。

食べ物と母乳の関係

授乳中の母親の栄養が不足気味でも、母乳は必要な栄養を生成するという驚きの力があります。

また、母親が食べた食べ物の味は母乳を通じて赤ちゃんに伝わるため、色々な食材をバランスよく摂取することで、赤ちゃんに馴染みのある味が増え、離乳食への移行がスムーズに進行する傾向があります。

授乳中に注意が必要な食べ物

油や糖分の多い食べ物
乳腺が詰まって乳腺炎を起こしやすい体質なら、乳製品、もち米、肉類や揚げ物といった油や糖分の多い食べ物は控えます。母親の体質にもよるので、様子をみて問題がない場合は大丈夫です。
刺身や生魚、寿司やカルパッチョ
刺身や生魚は、「体が冷えるので母乳の出が悪くなる」、「母乳の味が変わる」など様々な理由から食べない方がよいといわれていますが、これらは、実際には、母乳育児に直接影響を与えるほどの心配はないといわれています。
それよりも、専門家は、刺身や生魚、寿司やカルパッチョなどの生ものを食べたことで、母親が食中毒になると授乳どころではなくなるという理由から注意を促しています。
青魚に含まれる水銀量を気にする人もいますが、実際に母乳に含まれる水銀量は少なく、妊娠中のように気にする必要はありません。
アルコールやカフェイン
アルコールやカフェイン(コーヒーや緑茶、風邪薬、栄養ドリンク)を含むものは、赤ちゃんの睡眠を妨げたり、落ち着かなくなるなど影響与える可能性があるため、控えたほうがよいでしょう。チョコレートにもカフェインは含まれます。
カフェインを大量に摂取すると母乳を通じて赤ちゃんに伝わるので、量や濃さを調節するか、授乳前には摂取しないように調節しましょう。
どうしてもコーヒーが飲みたくなったら、エクササイズを取り入れて気分転換をするのもよいでしょう。体を動かすとアドレナリンが放出され、カフェインへの欲求を抑制できます。
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、子供のアトピーやぜんそく、血管障害の原因になるといわれます。マーガリンやショートニング、サラダ油、ファストフード店などで食べるフライドポテトなどの揚げ物、菓子パンやお菓子、ホイップクリーム、コーヒーフレッシュなどに、多く含まれています。

赤ちゃんへのアレルギーの影響

授乳後に、赤ちゃんのおなかにガスがたまりやすい、よく泣く、おむつかぶれ、湿疹などの症状がでたら、アレルギー反応が起こっているのかもしれません。その場合は、母親が食べたものを見直す必要があります。

特に母親か父親に特定の食品アレルギーがある場合は、赤ちゃんにも抗体がある可能性が高いので気を付けなければなりません。

一般的にアレルギーを引き起こしやすい食品は、ピーナッツや卵、小麦粉製品、とうもろこし、そば、大豆、青魚ですが、それ以外でもアレルギー反応が見られることがあります。

特に多いのが牛乳やチーズなどの乳製品です。アミノ酸が腸管を刺激し、おなかにガスがたまりやすくなるようです。

心配な時は小児科でアレルギー検査を受けることができます。