正しい母乳の飲ませ方と赤ちゃんが飲みやすい姿勢

2013年2月22日

赤ちゃんに母乳を飲ませることは、幸福に満たされた瞬間であり、決して痛みのあるつらいものであってはいけません。

しかし、実際には、赤ちゃんが母乳をうまく飲めない、または、授乳によって乳首が傷つくといった悩みを抱える人が多く、なかには母乳育児を断念してしまう人もいます。

実は、これらの授乳でみられるトラブルのほとんどが、赤ちゃんが正しく乳首を吸えていないのが原因だといわれています。

ここでは、正しい母乳の飲ませ(吸わせ)方について、授乳時の赤ちゃんの口の開き方や飲みやすい姿勢のポイントを中心に分かりやすく紹介します。

母乳を飲む赤ちゃんの口の開き方

母乳育児で、多くの人が最初につまずく原因として、乳首をくわえる時に、赤ちゃんの口の開きが十分でないことがあります。

赤ちゃんの口は十分に開かせて、必ず乳輪全体(2cmくらい)を全てくわえさせるようにしてください。

もし、飲んでいるときの赤ちゃんの唇が内側に隠れて見えない場合は、しっかりと飲めていない可能性があるので、上唇がめくれ上がるような感じでくわえさせてください。

赤ちゃんが飲みやすい乳首のくわえ方

一般的に、歯茎の裏には、硬口蓋(こうこうがい)があり、さらにその奥に柔らかい粘膜性の軟口蓋(なんこうがい)と呼ばれるヒダがあり、赤ちゃんにとって最も吸いやすいのが、その境目だといわれています。

口の開きが十分でないと、乳首の先がその境目まで届かないので、赤ちゃんが母乳を吸いにくいだけでなく、乳首の皮膚が傷つくことがよくあります。

吸わせるときに乳首に痛みがあるときの対処法

もし、授乳中に乳首に痛みを感じるようなら、口の横側から指を入れて一度はずし、くわえるところからもう一度やり直してください。

乳首が傷ついたり、乾燥がひどい時は、ラノリン(羊毛から抽出した脂肪分)を塗ると傷口の治癒に効果的です。赤ちゃんへの悪い影響もないので安心して使えます。

授乳姿勢のポイントと注意点

姿勢
赤ちゃんの背中が曲がって胃に負担がかかっていたり、角度を寝かせすぎると母乳の吐き戻しの原因になるため、頭と首がまっすぐになるようにしてください。
体の向き
母乳を飲ませる時は、赤ちゃんの首だけを横に向かせるのではなく、体の正面全体が乳房の正面にくるような姿勢で構えます。口よりも少し上の位置から、引き寄せて飲ませるのがコツです。
角度
赤ちゃんは、上半身と脚の角度が45度くらいの姿勢が一番安心するようです。授乳枕があると、正しい角度で授乳しやすく、母親の腰痛の予防にもなります。

母乳は与える量だけ作られるため、始めは出が悪く、赤ちゃんがうまく飲めなくても、飲ませ続けることで少しづつ出るようになります。一般的に、正しい授乳のやり方で行うと、産後1ヶ月くらいで母乳育児が軌道にのります。

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参照元:
How to Breastfeed: Correct Latch