赤ちゃんの頭のへこみ(やわらかいところ)について

2013年5月28日

赤ちゃんのおでこの生え際のすぐ上あたりにあるやわらかいへこみは、大泉門と呼ばれる頭蓋骨の空洞です。また、範囲は狭くなりますが、後頭部の上辺りにも小泉門があります。

この2つのやわらかいところは、骨と骨の継ぎ目(隙間)になっており、脳を守ってくれる骨が無いため、皮膚の下にはすぐに脳があり、触るとぺこぺことした感じがします。

よく見ると、心臓の鼓動のテンポに合わせてへこみの表面がペコペコと動く様子が分かります。

これは病気ではなく、1歳半から2歳くらいまでに、骨がつながっていくにつれて、完全に閉じて自然となくなるので問題はありません。ちなみに、小泉門は生後3、4ヶ月でなくなります。

ここでは、赤ちゃんの頭にある2つのへこみ(やわらかいところ)について、ぺこぺことする原因やいつ頃までになくなるのか、また、扱い方の注意点など多くの人が気になることを中心に紹介します。

頭蓋骨に空洞がある理由

2つの頭蓋骨の空洞は、出産時に産道を通るために頭を小さくしたり、脳の発達を促すために、赤ちゃんにとってはなくてはならない大切なものです。

狭い産道を通り抜けるため

出産の時に、胎児は狭い産道を通り抜けなくてはなりませんが、この骨がつながってない隙間があることで、頭蓋骨を小さくし、通りやすくすることができます。

急激に発達する脳の成長に対応するため

神経細胞をつなぐシナプスは、すさまじいスピードで発達を続け、生後3ヶ月で1000兆まで増加します。そして、生まれた時は500グラムだった脳は、3歳になると大人の90パーセント近くまで大きくなります。

これは、話すことも自分で向きを変えることもできなかった赤ちゃんが、たった2、3年で言葉を話し、バランス感覚が養われ、走りまわれるようになることからもうなずけます。

赤ちゃんの頭蓋骨は、こうした脳の急激な成長に応じて、脳に十分なスペースを作るために大きくなるようにデザインされています。

注意点

赤ちゃんの頭のやわらかいところは、衝撃を与えたり、傷つけないようにしましょう。沐浴時は、強くこすらないで、やさしく撫でるように洗います。

骨のまめ知識

産まれてすぐの赤ちゃんの骨は、300本で構成されますが、成長段階で骨同士がくっついていき、大人になると206本になります。