妊娠30週から32週目(妊娠8ヶ月)の胎児の成長と妊婦の体の変化

2013年6月25日

妊娠30週から32週目(妊娠8ヶ月)の胎児の成長と妊婦の体の変化について詳しく紹介します。

この時期は、妊娠後期に入り、胎児の筋肉や骨格、神経が著しく発達し、胎動が力強くなります。

母親は血液量が増加し、子宮内の羊水が最高潮になるなど、体に大きな変化があります。それにともなって、息切れや動悸、つわりに似た症状が出やすくなります。

妊娠32週目までに、ほとんどの胎児の頭が下向きに固定されますが、この時点でもし逆子でも、出産までにはまだ時間があるので焦らなくても大丈夫です。

妊娠30週から32週目の胎児の成長

  • 妊娠31週目の胎児の身長は約38から40cm、体重は1200から1500グラム近くまでになります。これは、ネーブルオレンジ4個分に相当する重さです。
  • 骨格がほぼ完成する。
  • おなかの中で羊水を飲み、排泄を繰り返している。
  • 筋肉や神経が活発に発達し、全身を覆っていたうぶ毛が減り、なめらかでピンクがかった皮膚に変化する。
  • 親指を吸う姿が頻繁に見られる(胎児の基礎的反射作用)。
  • 目の焦点が次第に合ってくる。
  • 肺が著しく発達する。
  • 胎児は大きく成長しますが、羊水量は増えなくなるため、次第に子宮内で動き回るスペースが制限されます。ひとつひとつの動きは小さくなりますが、母親が痛みを感じるほど、胎動は力強くなります。

詳しくはこちらをどうぞ

脳にしわや溝がどんどん刻まれている妊娠30週目の赤ちゃんの発達 >
五感が成熟してくる妊娠31週目の赤ちゃんの発達 >
頭の位置が下になってくる妊娠32週目の赤ちゃんの発達 >

妊娠30週から32週目の妊婦の体の変化

  • 子宮内の羊水は増え、最高潮になる。
  • 子宮が大きくなるにつれて、肺が圧迫され、一時的に呼吸がしにくくなったり(体重増加も要因のひとつ)、胃や心臓が圧迫され、食欲がなくなったり、動悸が激しくなったりする。
  • こむら返り(足がつる)、動悸、目まい、けん怠感がよく起こる。また、寝苦しく感じる時は、抱き枕やクッションを、股の間に挟んで横向きで寝ると楽になります。
  • 妊娠線やむくみが出やすくなる。
  • 腰痛になる人が多い時期です。長時間同じ体勢になることは避け、重たい物を持ち上げる時は、お腹に負担がかからないように、膝を曲げて体全体でゆっくりと持ち上げます。
  • 体がひどくかゆくなる場合は、肝臓に異常がある可能性があります。また、たんぱく値が高い、高血圧の症状が見られる場合は、医師の受診が必要です。

注意点

おなかが強く張ったり、固くなるのは早産の兆候でもあります。そういう時は、横になって体を十分に休ませ、良質な睡眠を十分にとり(1日8時間)、疲れすぎないように注意します。遠距離、長時間の外出は体調を考慮に入れて自粛していきましょう。

この時期から、出産に向けて呼吸法の練習を少しずつ始めましょう。

食事のポイント

妊娠30週から32週目は、赤ちゃんの骨が発達する時期であるため、母親は特にカルシウムの摂取を心がけましょう。

母体の妊娠中毒症への注意が必要な時期です。

また、つわりと似たような症状を感じる妊婦も増えてきます。その場合は、一回の食事量を減らし、回数を増やす食事方法に切り替えます。塩分の取り過ぎには注意してください。

気分が悪くなりやすいので、チョコレートや脂物、酸味の強い食品、スパイス系の食事は控えましょう。