妊娠35週目の赤ちゃんの姿と発達について/早産になっても生存率が高くなる

2013年7月 9日

妊娠35週目(妊娠9ヶ月)になると、胎児の発達はいよいよ最終段階に入ります。次の週からは臨月に入るため、出産まであともう少しといったところです。

おなかの中で、赤ちゃんは、生まれた時の外気温の変化に対応するために皮下脂肪が蓄えられていき、肺機能は成熟。それにともなって、予定日よりも早く産まれた場合でも、この時期になると生存率は飛躍的に高まるといわれています。

赤ちゃんが生まれる準備を着々と進める一方で、妊婦は、出産に備えて、血液量が大幅に増えますが、血液の濃度は薄くなるので、貧血や立ちくらみが多くなるかもしれません。

ここでは、妊娠35週目の胎児の発達と妊婦の体の変化について、分かりやすく表現した動画とともに詳しく紹介します。

妊娠35週目の胎児の発達について

妊娠35週目の赤ちゃんの大きさは平均して約46cm、体重は約2500グラムになり、体全体が丸みを帯びてきます。これから出産までに、毎週約225グラムから340グラムずつ増えていきます。

脳の重量は、妊娠後期の間に約10倍増え、さらに産後から12歳になるまでに3倍になります。

脂肪が増えて、肉付きがよくなる

生まれてからの子宮外での温度変化に対応できるように、体を覆う脂肪に厚みが増し、腕(特に肩周り)や脚の肉付きがよくなります。

始めは2パーセントしかなかった体の脂肪が、妊娠35週目には15パーセントになり、さらに、生まれる頃には30パーセントほどまで増えます。

まだ妊娠35週目の段階では、外気温に適応できるほどの体脂肪がないため、この時期に出産すると、保育器での体温調整が必要になりますが、胎児の生存率は約90パーセントだといわれます。

音や光に反応する

子宮と母親のおなかの間の層が薄くなるため、赤ちゃんに光が届きやすくなります。胎児の瞳孔は、母親のおなかに届いた光に反応して拡張できるようになります。

音や光に反応する反射神経が発達するので、おなかの中でも昼と夜の違いが分かり、それに合わせて活動周期(睡眠と覚醒のサイクル)も発達します。胎児の昼夜のリズムを整えるためにも、妊婦は規則正しい生活を心がけましょう。

胎動が少なくなる

胎児が大きくなるにつれて、子宮の中の動くスペースは限られてしまうので、動きは少なくなりますが、まだ胎動を感じることはできます。

時には、母親のおなかから、胎児の足や肘がぴょこっと飛び出るような感じで、外から動く様子を確認できます。

赤ちゃんの体勢が変わるたびに、おなかの形が変化するので驚く人も多いようです。

超音波検診では、赤ちゃんが頭を動かしたり、手を握ったり、自分の指を吸いながら、母乳を飲む練習をしている姿がよく見られます。

排泄(はいせつ)機能が発達

腎臓や肝臓の機能は十分に発達して、尿を生成し、老廃物を外に排泄する行為がスムーズに行えるようになります。

妊娠35週目の妊婦の体の変化

妊娠35週から37週目の間に、妊婦の約30パーセント近くが感染しているといわれるB群連鎖球菌(GBS/Group B streptococci)の検査が行われます。

赤ちゃんの成長に合わせて大きくなった子宮は、胸のすぐ下辺りまでくるため、息苦しさを感じたり、消化不良を起こすこともよくあります。

便秘になりやすい時期です。この時期に体重が極端に増える場合は、妊娠中毒症の可能性があるので受診しましょう。

里帰り出産の場合は、移動するにはよいタイミングです。かかりつけの病院から診断書をもらい、帰郷の準備をしましょう。外出する際は、母子手帳と保険証を常に持ち歩きましょう。

最後に

妊娠35週目の赤ちゃんは、生まれても大丈夫な状態にほぼ近づいているところです。

母親も、臨月に備えて、焦らずに、リラックスしながら準備を整えていきましょう。この時期は、体調が優れなかったり、気分が落ち込むこともあるので、そういうときは無理をしないで、お産に向けてゆっくりと過ごしてください。

その他の参照元:
1,35 Weeks Pregnant | What To Expect
2,Fetal Development Week 35 (Pregnancy Health Guru)