胎動が減ってくる妊娠36週目の赤ちゃんの発達

2013年7月16日

妊娠36週目になると、胎児の心肺機能や血液循環、免疫システムは、子宮外での生活に対応できるほどまで発達しています。いよいよ翌週からは正期産(妊娠37週目から42週目)に入ります。

免疫システムは、出産後も引き続き母乳から抗体を受け取りながら、発達していきます。

ここでは、臨月に入る妊娠36週目にみられるおなかの中の赤ちゃんの大きさや身体の発達、妊婦の体の変化について分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠36週目のおなかの赤ちゃんの発達

妊娠36週目の胎児は、身長が約47cm、体重は約2600グラムで、ロメインレタスくらいの大きさまで成長しています。これからは一日に約25グラムから30グラムの割合で体重は増加し続けます。

日に日に脂肪がついて身体は丸みをおび、首や手首がはっきりとしてきます。

妊娠37週目が近づくにつれて、胎児は、子宮の容量の大部分を占めるようになり、周囲を取り囲むおなかの筋肉に動きを妨げられるため、胎動が少なくなります。

これから出産までは、頭とお尻の位置が入れ替わる可能性がほとんどなくなるので、この段階で逆子であれば、医師が超音波(エコー)を参考に、外部からおなかに手をあてて、赤ちゃんを回転させる医療行為を行うこともあります。

これは、外部から子宮や胎児に圧力を加える方法であるため、母子ともに様々なリスクを伴い、早産になるケースもあります。決して自分ではやろうとはしないでください。

身体の発達

この時期から成長速度はやや減速し、胎児も出産に必要なエネルギーを蓄えていきます。

出産時に狭い産道(子宮頸部や骨盤)を通らなければならないので、頭蓋骨は融合しておらず、骨格の骨もまだ完全には硬化していません。

産毛は抜け落ち、羊水の刺激から赤ちゃんを守っていた胎脂も徐々に減ってきます。赤ちゃんは、この抜け落ちた産毛や胎脂、胆汁や粘液などを羊水と一緒に飲み込んで、腸の中で「胎便」とよばれる最初の便(黒、または、緑色の粘着物質)を形成しています。

赤ちゃんは、胎盤から必要な栄養をすべて摂取しているため、出産までは消化器系が実際に機能することはありませんが、液体状の食べ物を受け入れる準備はできています。

消化器系は、生後から急速に発達していき、数ヶ月後には、固形物を食べられるほどまでに発達します。

妊婦の体の変化

妊婦の子宮の容積は、妊娠前に比べて約1000倍にもなっています。

妊娠36週目になると、妊婦健診では、毎週子宮口の開き具合が検査されます。

赤ちゃんの位置が下がり、骨盤に頭がおさまると、胸やけが和らいで、呼吸が楽になりますが、逆に下腹部の圧迫感は強まって、頻尿の傾向が高まります。

また、足の付け根が痛くなったり、歩きにくくなったりしますが、安産のためには、できる限り歩いて、体を動かしましょう。

妊娠中に体がむくむ原因は、余分な体液の蓄積によるものですが、水分摂取量を減らしても解消はされません。それよりも、水分を十分にとって、腎臓からの老廃物を取り除き、腸の動きを活性化して、血流を促進することが大切です。

前駆陣痛を感じる時は、姿勢を変えたり、水分を飲んだり、温かいお風呂につかってリラックスして過ごすと症状がいくらかやわらぎます。前駆陣痛とは、本陣痛のリハーサルのようなもので、不規則な子宮収縮による痛みです。

乳房では初乳ができているので、時には母乳がにじみ出てくることもあります。

その他の参照元:
1. 36 weeks pregnant: What to expect