母乳がよく出て、痛みのない手での搾乳方法

2013年10月21日

母乳を手で絞るのは、搾乳器で絞る時のように毎回消毒をする手間がなく、時や場所を選ばないでいつでも手軽にできるのが魅力です。

また、絞る時の手の角度や微妙な力加減が調節しやすいため、乳首や乳房にやさしいというメリットもあります。

特に母乳の出が悪い人は、搾乳器を使うと乳腺を傷めたり、乳首を傷つけることがあるので、手で絞ることをおすすめします。

ここでは、手での母乳の正しい搾乳方法や注意点について紹介します。正しいやり方で搾乳をすると、痛みもなく、十分な母乳を絞り出すことができます。

痛くない手での搾乳方法

搾乳する15分前に温かい飲み物を飲んだり、乳房の付け根(基底部)をゆっくりとマッサージしておくと、母乳の出を促すことができます。

やり方

まず、片手に哺乳瓶を持って、反対の手の親指と人差し指で乳輪から約1cm外側を挟みます。そして、赤ちゃんが乳首を吸う姿をイメージしながら、乳首に向けて軽く圧をかけるように母乳を搾り出します。

手で搾る時の注意点

乳房が張っている時は、母乳が少し残る程度で搾るのをやめなければ、乳腺炎を引き起こすことがあるので注意しましょう。

逆に、母乳の出が足りないような場合は、毎回、完全に絞り切るようにします。母乳の出が悪くても、継続して絞り切って出しておくことで、母乳の分泌を促進することができます。

痛みを感じる場合

手で絞る時に痛みを感じるような時は、もしかしたら搾り方が悪く、乳腺を傷つけている可能性があります。母乳が出にくいからと無理に力を入れたり、乳輪ではなく乳房全体を絞ろうとすると、出ないどころか、乳腺を傷つける恐れがあるのでやめましょう。

搾乳器について知っておきたいこと

搾乳器は、母乳の出を促したり、薬を服用したり、外出時や仕事へ復帰をするために赤ちゃんを預ける必要がある時に便利な道具です。

下記より、搾乳器の選び方(手動、電動、病院用)と使い方について紹介します。

搾乳器の種類と選び方

搾乳器は、手でハンドルを動かす手動式、電池やコードを使う電動式、病院で使用されるような本格的なタイプの3種類あります。

搾乳期間は限られており、成長するにつれて、手で絞るだけでも十分になることもよくあるため、使い勝手や用途に応じて、自分のライフスタイルと授乳スケジュール、母乳の出の状況をもとに、自分にあった搾乳器を選びましょう。

母乳が十分に足りており、たまに外出する時やパートタイムの仕事用で使う場合は、手動式の搾乳器で十分です。

電動式の搾乳器は、搾る時間が短縮されるため、フルタイムの仕事に復帰する時や一日に何度も搾る人にとっては便利です。

また、電動の搾乳器には、母乳を生成するホルモンの分泌を高める血中のプロラクチンレベルを高い状態で保てるように、搾乳のリズムや吸引力を調節できるものもあります。

未熟児であったり、母乳が十分に出ないなど、母乳育児を軌道にのせることが最優先である場合は、病院のような本格的な搾乳器があると便利ですが、決して安い買い物ではないので慎重に選びましょう。実際には、電動式の搾乳器で不足がないケースも多いようです。

手動式、電動式に限らず、部品は、洗浄や消毒がしやすいように分解できる搾乳器が衛生的です。

搾乳器の使い方

母乳は、夜のうちに作られるため、搾乳に適した時間帯は朝です。搾乳する前に、乳房をマッサージすることで母乳の分泌が促されます。

手動式搾乳器

片手で哺乳瓶を持ち、反対の手で搾乳器のハンドルを持って搾乳します。慣れない内は、吸引の圧力が強すぎたり、速すぎると、乳首が傷つくことがあるため、負担をやわらげるためにも弱に設定して行います。

カップをセットしたら、ハンドルを握る、離す操作を続けるだけです。

電動式搾乳器

搾乳口のカップを、乳房の正面から構えて、中心に乳首がくるようにかぶせます。

上半身は軽く前屈みになり、搾乳器のスイッチを入れます。

7分搾乳したら、一度スイッチを切り、乳房をマッサージしてほぐした後、再度スイッチを入れて7分搾乳します。合計15分弱を目安に行います。