誰でも母乳がよく出るようになる方法

2013年10月10日

母乳の生成や分泌には、母親のホルモンバランスや乳腺の量が影響しています。

ここでは、「母乳の出が悪い」、「足りていない」ことで悩む人のために、母乳の出を促すホルモンの分泌を刺激してよく出るようにする方法を中心に、授乳回数やマッサージ、搾乳、調乳ミルクの足し方、母乳の出を促す食事のポイントなど、専門家のアドバイスを紹介します。

これらは、赤ちゃんが成長期を迎え、母乳を飲む量が増えた時にも役立つテクニックです。

母乳が足りなくなる原因

母乳の出が悪くなる原因の多くが仕事復帰やライフスタイルの変化によるストレスです。

そのため、音楽を聴いたり、エクササイズなど自分にあったストレス解消法を探し、リラックスできる時間を作りましょう。

母乳育児は母親の役目だと考えると、それが逆にストレスになり、母乳が出にくくなることがあるので、あせらずにのんびりと構えてください。

誰でも母乳は出るようになる

実際には、出産した女性のほとんどが、赤ちゃんが必要とする量の母乳を作る力を持っているといわれます。

1人目が出なくても、やり方次第で、次の子は母乳の出がよくなる可能性もあります。

初めの頃は母乳の出が悪くても、諦めずに赤ちゃんに根気良く乳首を吸わせて、ホルモンの分泌を刺激し続けることで、1、2ヶ月もすると自然と必要な量の母乳が出るようになります。

それまでは、頻繁にあげなければならないかもしれませんが、基本的にサプリメントや薬に頼る必要ありません。

母乳がよく出るようになる授乳方法

母乳は、乳首を刺激することで出るホルモンによって作られるため、産後は、できる限り早くから授乳を始めましょう。理想は1時間以内だといわれています。

初乳について

初乳は妊娠6か月くらいから母親の体内で準備されてきているため、産後すぐから与えられます。

予定日よりも早く生まれた場合も授乳は可能です。初乳は、量が少なくてもそれを補うほど栄養の濃いもので、出る期間が産後の数日間に限られているため、できる限り与えましょう。

授乳頻度

一般的に、母親から生成される母乳の67%が、赤ちゃんが実際に必要としている量だといわれます。

母乳は、あげればあげる程新しく生成されるので、産まれて間もないうちからできる限り頻繁に赤ちゃんに吸わせて、乳首を刺激するのがよいでしょう。

母乳の出が軌道にのり、赤ちゃんの消化器官が発達すると、一度に飲める量が増えて自然に授乳間隔はあいていきます。

マッサージ

妊娠中から乳腺の発達を促すマッサージを取り入れると産後によいスタートがきれます。もちろん産後からでもマッサージは有効です。

調乳ミルクの足し方

母乳が足りないからと、ミルクで補う量を増やし続けると、それだけ母乳を生成する必要がなくなるため、徐々に母乳ができにくくなる恐れがあります。また、調乳ミルクの方が甘みがあるので、赤ちゃんが母乳よりも好んで飲む可能性が高くなります。

そのため、最初のうちは母乳の出が悪くても、根気よく与え続けることによって、成長にあわせた必要な量の母乳が生成されるようになります。

有効な搾乳方法

飲み残しを感じたら、もったいないからとためておかないで、全て絞りだしておきましょう。

段階的に、飲ませる前や後に搾乳を取り入れると、成長段階に応じて必要な量が増えた時に、搾乳量を減らすことでうまく対応できます。

特に、朝一番の授乳後に、まだ残乳感がある場合は、出し切ることを続けましょう。

母乳の出を促す食事や水分補給

母乳育児中は、赤ちゃんの世話や授乳に備えて、十分な栄養を取ってエネルギーを補給しなければなりません。

母乳育児中に、1800キロカロリーを下回るような急激なダイエットをすると、母乳の出に影響したり、ストレスから母乳が出なくなることがあるため、健康を維持するためにバランスのよい食事を心がけましょう。

水分補給

母乳の成分のほとんどは水分なので、授乳中に安定した母乳の量を出すためには、水分補給が大切です。

目安は、一日1800mlですが、不足気味の場合は、水分を多く含んだ野菜や果物で補いましょう。逆に、母乳がよく出すぎる人は、乳腺炎予防のために水分の取りすぎに気をつけてください。

コーヒーやソーダ、ジュースは糖分やカフェインを取りすぎる傾向あるので制限しましょう。

食べ物

母親が、穀物をしっかり噛んで食べ、旬の野菜や魚を取り入れた栄養バランスのよい食事をすることが大切です。

汁物や温かいスープは、血行を促進するため、母乳がよく出るようになるうえ、スープに溶け出した野菜や肉の栄養も効率的に摂取できます。

全粒粉製品やオートミールも母乳の出を促す効果があります。

また、レンコンやごぼう、ニンジンやジャガイモ、大根などの根菜類を食べると母乳がおいしくなるともいわれます。

ハーブティーや漢方

何をやってもなかなか効果が見られない場合は、母乳の出を促進するといわれるマザーズミルクティーやカフェインの入っていないハーブティーを取り入れてみましょう。種類や含有量によりますが、ほとんどの人が効果を実感できるようです。

ちなみに、専門家が紹介するのが、コロハ(fenugreek/フェヌグリーク)と呼ばれるインドのハーブティーです。

また、医師に相談して、母乳の生成を促す漢方やサプリメントを処方してもらうこともできますが、できる限り添加物の含まれない自然なものを摂取するように心がけましょう。

その他の参照元:
Best foods to eat when breastfeeding