赤ちゃんの口やお尻が赤く荒れるカンジダ症皮膚炎

2014年3月 5日

カンジダ症皮膚炎は、大人でも、風邪や病気で抵抗力が落ちた時に症状が出ることがありますが、体力や免疫力が弱い赤ちゃんは特になりやすい感染症のひとつです。

ここでは、カンジダ症皮膚炎の症状や予防方法、ケア方法について紹介します。

赤ちゃんの場合は、おむつかぶれと間違えやすいので注意してください。

カンジダ症皮膚炎とは

カンジダ症皮膚炎とは、カンジダという菌によって起こる真菌感染症の一種で、感染すると、赤ちゃんの口の周囲や口内(舌、唇の内側、歯茎、頬の内側の粘膜など)に白い斑点ができたり、首周りの皮膚のくびれが赤くただれたり、白みを帯びたりします。

赤ちゃんが、元気な時は症状がでにくく、様々な条件が重なった時に、善玉菌の自然浄化作用をカンジダ菌が上回り、増殖してカンジダ症皮膚炎になります。

口内にできると、授乳時に機嫌が悪くなることがよくあります。

予防方法

カンジダ菌とは、空気中や口内、便などに常在しているカビで、栄養源はなんといっても湿気です。そのため、カビが増えないような環境作りを心がけるとカンジダ症皮膚炎の予防になります。

赤ちゃんのおむつは通気性のよいものを選び、こまめに換え、むれないようにしましょう。

カンジダ症皮膚炎の疑いがある場合

股周辺や皮膚のくびれまで赤くただれた場合は、カンジダ菌による可能性が高いのですが、医師が判断してもおむつかぶれと区別がつきにくいといわれます。皮膚科では赤く荒れた皮膚組織をとって顕微鏡で検査をするところもあります。

いつものおむつかぶれの薬を塗っても一向に治らないようなら、カンジダ症皮膚炎の可能性が高く、自分の判断で軟膏や塗り薬を塗ってしまうと逆にひどくなることがあるため、早めに医師に受診しましょう。

ケア方法

治療としては、抗真菌薬としての塗り薬が処方されます。

カンジダ症皮膚炎になったら、何よりも清潔にして、患部を乾燥させることが一番です。その上で処方された塗り薬をつけます。

長い時間哺乳瓶をすい続けていたり、おしゃぶりやおむつが汚れた状態が長く続くとカンジダ菌が増殖しやすくなります。哺乳瓶やおしゃぶりは全て消毒し、患部を可能な限り乾燥させましょう。

授乳を通じて、母親の乳首周辺に感染することもあります。その場合は、医師から処方された塗り薬を塗って治療をする間(2、3日)、母乳は搾乳して与えましょう。