キヌアを使った離乳食の作り方

2014年12月 4日

ここでは、時間がない時でも、さっと簡単に作れるキヌアの離乳食の作り方を紹介します。

キヌア(キノア)は、離乳食に最適な食品のひとつ。

なぜなら、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富で、完全食と呼ばれるほど栄養がぎっしりと詰まった食べ物だからです。

しかも、消化器官が未発達でまとめた量を食べることができない赤ちゃんに、少量でも成長に必要な栄養をしっかりと取らせてあげることもできます。

また、グルテンフリーなので、小麦粉にアレルギーがある幼児やセリアック病の赤ちゃんも安心して食べることができるのも大きな魅力です。

作り方

1/4カップのキヌアを、ブレンダーにかけて粉砕する。

1/2カップの水を鍋で沸騰させて、その中へブレンダーにかけたキヌアを入れる。入れた瞬間から固まるので、よくかき混ぜること。そして、とろとろになったら火を止める。

ポイント

よくかき混ぜないとダマになるため、水分量を適切に調節しながら注意して作ってください。

月齢が低いうちは、これで2食分の離乳食になります。

赤ちゃんが飲み込みにくいようなら、様子を見てつぶしたバナナやピューレ状にした果物を混ぜてください。

キヌアとは

驚くかもしれませんが、キヌアは、穀物ではなく、ホウレンソウに近い品種で「擬似穀物」と呼ばれています。

国連のFAO(国際連合食糧農業機関)は、食料生産の向上や飢餓の撲滅への可能性、栄養価などからキヌアを評価し、2013年を「国際キヌア年」に制定しました。

キヌアは、痩せた土地でも育てやすいアカザ属の植物で、現在は、ペルーやボリビアが世界の生産量の80%を占めています。

南米では昔からキヌアを「チサヤ・ママ/chisaya mama」や「穀物の母/mother grain」と呼び、主食として食されていましたが、NASAが宇宙食に採用したことから、2006年から2011年にかけて、健康食品として爆発的に世界中に広まりました。

キヌアは穀物と勘違いされやすいのですが、実はシード(種)類で、疑似穀物と呼ばれています。

くせや臭いが少なく、野菜や他の食品と組み合わせて調理できるので、ビタミンや栄養を補いながら効率的に摂取できるのがキヌアの強みです。

栄養と健康効果

タンパク質
キヌアは、一粒あたり15%がタンパク質であり、1カップ中に8グラム含まれています。これは、白米(2.6g)の3倍以上に相当し、牛乳や卵、ターキーの肉よりも高い値を示します。
マンガン(酵素を活性化する栄養素)
1カップあたり、一日に必要な摂取量の60%のマンガン(米の2倍)が含まれていることから、頭痛薬のように頭痛を防ぐ効果があるといわれています。
食物繊維
玄米の約9倍含まれるキヌアの食物繊維は、消化機能を健康的にサポートし、コレステロール値を下げて、心疾患や糖尿病のリスクを抑制します。約1/4カップで、一日に必要な食物繊維を摂取できます。
アメリカ臨床栄養学会(The American Journal of Clinical Nutrition)の研究によると、一日に必要な食物繊維を毎日摂取すると、心疾患で死亡するリスクが12%、そして、血管疾患の場合は11%下がるといわれています。
アミノ酸
アミノ酸の含有率は米の2倍に相当するほど高く、エネルギーを生み出して基礎代謝を上げ、筋肉の強化や維持に効果的に働きます。
低GI食
キヌアは、ゆっくりと時間をかけて消化されるので腹もちがよく、低カロリーで糖質の吸収がおだやかな低GI食の一つです。

その他、ビタミンやミネラル、リンや鉄分、カルシウム、カリウムなども含まれています。

保存方法

調理後に使い切れなくてあまったキヌアは、密閉容器に入れて冷凍庫で保存すると、1週間はもちます。

調理前のキヌアは、密封容器に入れて暗いところに置き、1年以内に使い切るようにしましょう。

キヌアは、脂肪酸を含み、熱に弱いため、夏場は、冷蔵庫や冷凍庫で保管することをおすすめします。

その他の参照元:
Quinoa History and Nutrition - Superfoods
What Makes Quinoa a Superfood? | Superfoods Guide