生まれた順番による性格の違いやそれぞれに合わせた育て方

2016年5月11日

同じ兄弟なのに、どうしてこんなにも違うんだろうと疑問に思ったことはありませんか?

実際に、お姉ちゃんはいつも愛想が良いのに、弟は何に対しても反抗的であったり、お兄ちゃんはとても心配性で真面目なのに、妹はお調子者といった具合に、兄弟間で大きな違いがあることがよくあります。

実は、子供の性格や個性には、出産順位が大きく影響しているといわれています。

親子のアンケート調査から導き出された研究結果によると、両親のそれぞれの子供に対する対応が異なると、兄弟の性格に違いが生まれやすいことも分かってきました。

ここでは、長男や長女(第一子)、真ん中の子(第二子)、末っ子、一人っ子によくみられる性格の傾向や、それぞれの特徴を考えた育て方の秘訣についてのアドバイスを分かりやすく紹介します。

個々の自信を育み、みんなが幸せになる一番のポイントは、兄弟姉妹を比較しないで、一人ひとりに敬意を払い、愛情を注ぐことです。

長男・長女(第一子)にみられる性格の傾向

長男・長女(第一子)は、親にとって始めての子供なので、惜しみない愛情が注がれ、自信が育ちやすいといわれます。

また、年齢が下の子供の世話をするうちに、自然とリーダー的な存在になることがよくあります。

その他にも、頑張りやさんで優秀になる傾向があり、大きくなって成功したり、キャリアを積む人が多く、実際に、ジョージ・ワシントンやアブラハム・リンカーン、ビル・クリントンなどアメリカの歴代大統領の中にも長男が多いようです。

その反面、しつけや勉強は厳しく、親の現実的ではない期待がかかり過ぎて、完璧主義になりやすいこともあります。特に一番上の子は、下の子に比べてテレビやゲームの時間も制限され、罰を受ける機会が多くみられるようです。

長男・長女(第一子)の子育ての注意点やポイント

長男や長女は、下の子が生まれた時に、今まで一番だった自分の立場が脅かされると、弟や妹に強く当たることがあるので注意が必要です。

  • 過度なプレッシャーを与えたり、批判をしない
  • 小さい子と共有する気持ちを育てるように促す
  • 下の子が生まれたら、上の子に赤ちゃんの頃の写真を見せて、自分も同じような愛情を受けて育ったことを認識させるのも有効

真ん中の子(第二子)にみられる性格の傾向

夕食時の風景をイメージしてください。母親が末っ子にご飯を食べさせ、父親が上の子の話を聞きながらご飯を食べています。そのとき、幼稚園に通う真ん中の子供が突然ポテトを投げる。これが、「中間子症候群」と呼ばれる真ん中の子の特徴です。

一般的に、真ん中の子供は、反抗や悪いことをして親の気を引こうとしたり、議論好きで要求が多く、負けず嫌いである傾向があります。

その反面、友達が多く、比較的社交的でチームワークプレーが得意な面もあります。期待に答えようという意識は低く、仲裁的な存在で、周囲に配慮したり楽しませようとしたりする特徴があります。

そして、マドンナやブリトニー・スピアーズ、マイリー・サイラスのように、音楽に長けた才能をもつことが多いようです。

真ん中の子(第二子)の子育ての注意点やポイント

  • 1対1で寄り添える時間を作る
  • 兄弟にはない独自の活動(音楽や絵、運動など)に参加させる
  • 家族での会話では、必ず真ん中の子供の意見を聞く

末っ子にみられる性格の傾向

末っ子は、兄や姉と自分を比較して未熟さを感じたり、フラストレーションをためたり、上の子に乱暴やいじわるをされたりして自信が育ちにくい傾向があります。

また、親は、兄弟が多いと学校行事や習い事の付き添いなどがあって忙しく、末っ子とゆっくり向き合う時間はなかなかとれないようです。

しかし、実際には、エディー・マーフィーやビリー・クリスタルのように、自信をもって末っ子ならではのチャーミングな性格を花開かせるなど、エンターテイナーとして活躍する人も多くいます。

一般的に、末っ子は楽しいことが大好きです。基本的に単純で、社交的で人の輪に入るのが早かったり、人付き合いがうまい反面、かまってもらいたい気持ちが強く、人の気を引こうとする行動が見られます。

自己中心的で反抗心が強いこともあります。

末っ子の子育ての注意点やポイント

  • どんなに忙しくても、末っ子との二人きりの時間を作るように努める
  • その子ができることから、お手伝いや仕事を与えて自立心を育てる
  • その子固有の才能を見出し、褒めて自信を育てる

何かができたという達成感を感じることは、自信につながります。特に末っ子には、その自信を育ててあげるような関わり方を考えていきましょう。

末っ子は、どうしても兄や姉を見て育ち、それが基準になるため、自分には力が無いと感じ、それが他者への強い依存心に成長することがあります。

また、親や兄や姉になんでもやってもらえる環境になりやすいため、責任感がなくなることもあります。手を貸してあげる代わりに、自分でできるようにやり方や「自分でできることは、自分でする」と自己主張する方法を教えるように心がけましょう。

一人っ子ににみられる性格の傾向

一人っ子は、親に手をかけて育てられやすいので、物おじしないで自信を持った人間に成長しやすく、オバマ大統領やフランクリン・ルーズベルト、テニスプレーヤーのシャラポアのように大きな成果を挙げる人が多いようです。

しかし、親に結果を残すように過度なプレシャーをかけられることも多く、完璧主義者になったり、人をがっかりさせるのを怖がる傾向があります。

また、一人っ子は、友人の中よりも大人に囲まれて育つことが多いため、遊具を交代で使用したり、人と共有するのに慣れず、自己中心的になったり、独占欲が強く、威張りたがる傾向もあります。

一人っ子の子育ての注意点やポイント

  • 同年代の友達と遊ぶ日をできる限り作る。
  • 批判したり、プレッシャーをかけ続けるのをやめる。
  • 「お願いします、ありがとう、すみません」の使い方などのソーシャルスキルを教えることを心がける。

その他の参照元:
1. What You Need to Know About Your Youngest Child
2. What You Need to Know About Your Middle Child
3. What You Need to Know About Your First-Born
4. What You Need to Know About Your Only Child