ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?よくみられる症状例について

2016年5月18日

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、主に衝動性、不注意、多動性の3つの特徴をもつ発達障害のひとつです。

衝動性が強く、考える前に思いつきで行動にうつしてしまうため、順番を待てずに割り込みをしたり、感情や行動を自分でコントロールすることが難しいため、本人には悪気はなくても乱暴な子だと誤解されたり、親のしつけが悪いと勘違いされることがよくあります。

また、注意を持続する事が難しく(不注意)、授業中でもじっとしていられなかったり(多動性)、人の話を集中して聞けないことが多いので、勉強に支障をきたすこともよくあります。

一般的にADHDは、6、7歳までには、発見されることが多いのですが、ADHDであることに気付かれないまま大人になった場合、社会に馴染めないまま、うつ病や自閉症になるケースもあります。

ここでは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)について、よく見られる症状や診断の判断材料となること、また、周囲の関わり方を中心に紹介します。

医学的に見てADHDは、3タイプあります

HD
衝動的に行動し、極度に活動的で落ち着きが無い
ADD
注意散漫で集中力が無い
ADHD
ADDとHDの両方を合わせ持つ

ADHDの症状について

  • 細かいところまでなかなか注意が払えず、すぐに気が散ったり、宿題や割り当てられた役割でミスが多い
  • 指示通りに動けず、同じことを何度も注意されたり、いつも話を聞いてないような気がする
  • 列に並ぶ時にトラブルを起こしやすかったり、順番やルールが守れない
  • 会話に割り込む
  • 危険だと考えないで高いところのものに手を伸ばそうとしたり、興味があることが目に見えたら衝動にかられて走り出す
  • 集中力が無い、または、続かない
  • 忘れやすい、ミスや忘れ物が多い
  • じっと座っておくことができず、授業中でもどこでも、立ち上がって自分の好きなことをしたり、話し続ける
  • 集団行動が苦手
  • 感情的
  • マイペース

上記のような症状は、ADHDではなくても、幼児期によく見られる傾向がありますが、一般的には、年齢を重ねて注意されていく内に、自分で気付いて直せるようになります。

しかし、ADHDの子供の場合は、なかなか自分で直すことができないにも関わらず、周囲の人に発達障害として理解されづらいため、年齢が上がるにつれて、勉強や社会生活に大きな支障をきたすようになります。

診断について

ADHDの診断で大切なのは、その子の年齢や発達段階を慎重に考慮することです。

医師は、身体的な検査だけでなく、学校や幼稚園でのふるまい、周囲との関わり方、コミュニケーション能力、物事を最後までやり遂げる力などのヒアリングやテストを行い、診断の判断材料にします。

特に、めまぐるしく発達する5歳未満の判断は非常に難しいとされ、医師でも誤診することがあります。実際に、遅生まれであることによって、誤診されたケースも少なくはないようです。

ADHDの原因や治療法について

ADHDは、親の育て方やしつけ、本人の努力だけではどうにもならないことが多く、対処法を間違えると、子供への負担が大きくかかってしまうため、周囲が理解を示し、注意をそらす物を周りから遠避けるなどの環境作りから取り組む必要があります。

アメリカでは薬療法と心理療法を組み合わせた治療法が一般的です。

ADHDの原因は、現段階の研究では、まだはっきりとは分かっていませんが、栄養の偏りやテレビの見すぎ、または、体の動きを全て関連付けて調整するはずの脳の一部がうまく機能してないことが要因となっていると指摘する研究者もいます。

また、今までは子供の病気という認識が強かったのですが、最近では大人でもADHDと診断されることが増えてきているようです。

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