反射神経が機能する妊娠12週目の赤ちゃんの発達

2016年6月 8日

妊娠12週目は、最も流産が起こりやすいといわれている妊娠の第1期(1~12週目)の終わりを迎え、流産のリスクが低くなる時期です。

この時期の胎児の特徴的な発達は、「反射機能」です。

おなかの中で赤ちゃんは、つま先を丸めたり、目の筋肉にギュッと力を入れたり、口でおっぱいを吸う動きが上手になっていきます。

母親は、まだ感じることはできませんが、指でおなかをトントンと刺激すると、赤ちゃんは身をねじったり、よじったりして動きます。

ここでは、妊娠12週目にみられるおなかの中の赤ちゃんの様子や発達、妊婦の体の変化について分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠12週目のおなかの赤ちゃんの発達

胎児は、3週間前に比べると体のサイズは2倍以上になっており、妊娠12週目には頭からお尻まで5.3cmから6cmで、ライムやキウイくらいの大きさに成長しています。

体重は、約14グラムほどで、そのほとんどは頭の重さです。

頭部の発達

脳の基本的な構造は完成し、急速に増殖し続けているニューロン(神経細胞)は、たくさんのシナプスをすごい勢いで形成しています。

頭の側面にあった目は、前方に移動し、目と耳が正しい配置につきます。

反射神経の発達にともなって、口では、吸うということができるようになります。

器官の発達

甲状腺が完全に形成されて、脳下垂体が特定のホルモンを放出すると、膵臓がインスリンを合成し始めます。

骨髄では、出生後にウィルスや細菌と闘うときに備えて、白血球を産生し始めています。

消化管の筋肉は収縮するための準備が整い、これから食べ物を処理できるように、消化や排泄の訓練が行われていきます。今までへその緒に入り込んでいた小腸も正しい位置に移動し、腎臓で作られた尿は、膀胱の中に送られます。

赤ちゃんの心臓の鼓動は、母親の倍にあたる、毎分160回のペースで動いています。

妊婦の体の変化

妊婦は、腰まわりがふっくらとしてくるので、マタニティーウェアが必要になるでしょう。

女性ホルモンの分泌量が増えるため、メラニン色素が沈着しやすくなり、顔や首の皮膚が黒ずむことがあります。

流産のリスクが低下

最も流産が起こりやすいといわれる妊娠の第1期(1~12週目)が終わります。

統計的には、流産は、胎児の主要な器官が形成される妊娠の最初の3ヶ月の間に起こる確率が10~15%と最も高く、妊娠12週目以降には、その5分の1の2%未満まで下がるといわれています。

妊娠初期の流産のほとんどは、胎児の染色体異常が要因となっており、もしそうであれば、受精の時にすでに流産の可能性が決まっていると考えらえるので、残念ながら回避するのは難しいようです。

一般的に、流産のリスクは、妊婦の年齢が高齢になるほど、また、過去に流産の経験があれば高くなるといわれています。

研究によると、つわりがある人よりもない人の方が流産の可能性が高い傾向があります。つわりは、母体の防衛本能から起こるといわれ、この時期に食べられなくなるもののほとんどが、寄生虫の危険性や妊娠の継続に有害である可能性が高い食べ物です。

妊娠12週目以降は、流産のリスクは低くなりますが、食事管理や水分補給、適切な運動を心がけましょう。また、薬の服用には十分な注意が必要です。

その他の参照元:
1. Baby center
2. 12 Weeks Pregnant
3. How Safe is My Pregnancy