赤ちゃんを日焼けから守るための正しい予防方法

2016年6月21日

赤ちゃんの外気浴(日光浴)には、免疫力を高めて発達を助ける、また、体内時計を整えてリラックスできることから夜によく寝るようになるなど、たくさんのメリットがあります。

骨や歯の発達に必要なビタミンDも、太陽の光を浴びることで生成されます。

しかし、最近の研究によって、太陽の紫外線は、浴びすぎると赤ちゃんの免疫力を奪い、将来の皮膚ガンの発症リスクを高めることも明らかになってきました。

そのため、ここでは、赤ちゃんが上手に日光浴するための有効な紫外線対策について、日焼け止めクリームの選び方や使い方(塗る頻度や成分表示、いつから使えるか)、落ちにくい日焼け止めクリームの落とし方などを中心に分かりやすく紹介します。

赤ちゃんに有効な紫外線対策について

アメリカ小児科学会(The American Academy of Pediatrics)は、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、直射日光を避け、日陰においても衣類で腕や脚を覆って保護することを推奨しています。特に日差しが強い午前10時から午後3時までは注意しなければなりません。

一般的に日焼け止めクリームは、生後6ヶ月から使用できます

それまでは、軽量で、熱がこもらないような通気性のよい衣類で身体を覆い、帽子をかぶらせて外出し、できるだけ日陰で過ごしましょう。

紫外線対策が施された衣類や水着があればベストですが、ない場合は、明るい色よりも紫外線をブロックする効果が高い暗い色の服を選びます。

日焼け止めクリームの効果的な使い方

赤ちゃんが、10分以上外出する場合は、出発の30分前に日焼け止めクリームを、耳やのど、鼻にも忘れずに塗り、その後は2時間おきに塗り直して紫外線から皮膚を保護します。

プールや海での水遊びで水に濡れた時は、さらにこまめに塗り直す必要があります。スプレータイプの日焼け止め剤は、顔に直接ふりかけないで、一度手に出してから塗りましょう。

唇には、赤ちゃんの日焼け止め専用のリップクリームを塗ります。

日焼け止め剤は、デリケートな赤ちゃんの肌には刺激が強く、どうしても負担がかかってしまいます。必ずベビー用の日焼け止めクリームを選び、使用前に、少量だけ肌につけて、皮膚にかゆみや異常がないかを確かめましょう(パッチテスト)。

落ちにくい日焼け止めクリームの落とし方

特にSPF値の高い日焼け止めクリームは、落ちにくいので石鹸できれいに落としてあげましょう(クレンジングオイルは使用してはいけません)。

どうしても落ちにくい場合は、無添加のベビーオイルやホホバオイルなどを赤ちゃんの肌に、やさしくマッサージするように馴染ませた後、蒸しタオルや湯につけて絞ったタオルで拭きとります。

仕上げに、しっかりと泡立てたベビー用の石鹸を顔につけて、顔に水をかけても大丈夫なようなら洗い流します。

顔に水をかけることができないうちは、濡らしたタオル(ガーゼ)でやさしく石鹸を拭きとります。石鹸がなくなるまで、タオルを何度も洗って拭き取ってあげましょう。

日焼け止めクリームの成分表示と選び方

赤ちゃんの肌にあった日焼け止めクリームの選び方について、SPF値やPA値、PABAなどの成分表示をもとに紹介します。

散歩や買い物用は低刺激ですぐに落とせるタイプ、そして、海やプールへのお出かけはSPF値が高いタイプと、下記を参考に、目的に合わせて使い分けると効果的です。

SPF値とは

赤ちゃんには、UVB(紫外線B波)の防止効果を示すSPF値が15以上のものを選びます。

UVBは、初夏から夏にかけて強くなる(5月から8月は冬の4、5倍に相当)紫外線で、赤ちゃんの免疫力を奪い、皮膚がんを起こす原因といわれ、健康への害が大きいのが特徴です。

SPF値が高い方が効果はありますが、数値が高くなるほど皮膚に有害なPABA(紫外線吸収剤、パラアミノ安息香酸)などの化学物質が多く配合されている可能性が高いので、赤ちゃんのデリケートな肌に使用する場合は、必ず成分表示を確認しましょう。

また、亜鉛や酸化チタンが使われたものは、その他の化学物質配合クリームよりも皮膚にやさしいといわれています。無香料や無着色ならさらに安心です。

PA値とは

紫外線量のほとんどを占めるUVA(紫外線A波)は、季節や天気に左右されず年間を通して存在します。UVAは、活性酸素を作り、シミの原因になる成分で、日焼け止めクリームではPA値で示されます。

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