子供に賢いお金の使い方を教える方法

2016年6月24日

将来のために身につけさせてあげたいお金の使い方や財政管理(責任)の教え方について、教え始めるのに適した年齢や子供が一番分かりやすい方法などを中心に、臨床心理学者のLee HausnerさんやCPAのDavid Roberts氏、公認投資コンサルタントのGregg Murset氏によるアドバイスを分かりやすく紹介します。

子どもの自立や将来に役立つとても大切なことなので、少しずつ教えていき、親も一緒になって考えてあげましょう。

おこづかいは立派な教育ツール

お金は社会への貢献や労働の対価です。お金や物の価値観を教える教育のツールとして、おこづかいを使う家庭もあります。

おこづかいは、上手に取り入れることで、お金を稼ぐためには努力や奉仕(仕事)が必要であることや、お手伝いに積極的に参加して、自分ができる役割(貢献)についても考えさせるよい機会になります。

また、限定されたおこづかいの額に応じて、欲しいものを買うためには貯金が必要なことや優先順位を決めて一定額の収入を計画的に使う方法を学ばせることができます。

お金の使い道(割り当て)を考えさせる方法

まず、瓶を3つ用意します。一つは寄付など誰かと共有するため、そして一つは自分の好きな物を買うため、そして最後の一つは、将来への貯金用にします。

たとえば、子供に毎月800円与えた場合、そのお金をどの瓶に振り分けるかは自分で計画を立てて決めさせます。

ちなみに、公認投資コンサルタントのGregg Murset氏がおすすめする割り当ては、貯金に50%、共有目的が10%、使ってよいお金が40%です。

ノートに支出入や欲しいもののリストを記帳していくと、お金の流れ(収入と支出のバランス)を理解したり、記録の大切さや節約についても学べます。この時、親が時々チェックして、メッセージを記入してあげるとよいでしょう。

メリット

この方法は、お金の使い方や貯金の仕方、チャリティーへの参加の仕方などの社会勉強を楽しみながらできるのがポイントです。

とくに、幼いうちから、人と共有するためにお金を使うことを学べると、それが慈善活動や社会奉仕への理解につながり、その子にとっての一生の財産になります。

お金について教えるのはいつから?

2、3歳までは、お金については何も触れなくて大丈夫です。

6歳から8歳頃から、お金の管理責任や使い方について一緒に考えたり、教え始めるとよいでしょう。この年齢は、学校からの帰宅後や休日に、自分で買い物に行く機会が増えてくる頃で、お金に対する価値観や理解が生まれます。

財政管理(責任)を教える方法

財政管理について教えるなら、口で説明するよりも、まずは実際にお店に行って、自分の責任で使えるお金を持って買い物をさせるのが一番分かりやすい方法です。

そこで大切なのは、お金の使い方を自分で決めさせることです。

やり方

  1. 一定額のおこずかいを持たせる
  2. 商品タグの値段を自分で確認させる
  3. 妥当だと考える金額かどうかを判断させる
  4. 自分の責任で購入させる
  5. 購入後にそれについて親と一緒に話をする

始めのうちは、最低限のルールを決めて、親が一緒に、「本当に必要なものか」や「それを買うことによって何が得られるか」、「同じようなものを持っていないか」などを考えて、物の価値を学ぶサポートしてあげるのもよいでしょう。

しかし、子供は間違いの中から学びながら、徐々に金銭感覚が養われていくものなので、あまり介入しすぎないで、自己責任で行うサポートをする程度にしましょう。

親に必要なこと

親がお金にルーズであったり、金銭感覚が乏しいと、子供の能力を養うことができないため、普段からお手本になるように自分自身を振り返り、お金の使い方から見直してみてください。

また、生活水準が高いことが当たり前になってしまったり、お金によって、幸・不幸が決まる環境にならないようにするのも大切です。

普段から家族で、夏休みの過ごし方など身近なできごとを通じて、お金の使い道について話し合うのもおすすめです。

その他の参照元:
1. How To Teach Kids Financial Responsibility - Lee Hausner, PhD
2. How To Teach Kids About Money and Financial Responsibility - Gregg Murset, CFP