かぶれる植物(草木)を触った時の応急処置方法

2016年6月14日

肌に触れるとかぶれの症状を引き起こす植物は、紅葉が美しいため、山に自生するだけでなく、身近にある路上や庭木として植えられていることもよくあります。

そういったかぶれをもたらす植物の葉油や樹液などに触れた場合のアレルギー反応には個人差が大きく、なかには近づいただけでかぶれる人もいるので注意が必要です。

ここでは、かぶれる植物の見分け方、また、子供がそれらに触れてしまった時の応急処置方法について、時間の経過や症状に応じて専門家(Beverly Bittermanさん)がアドバイスしたものを紹介します。

実のところ、かぶれをもたらす植物の毒素は、地球温暖化によって、50年前と比べると50%から75%も強くなっているといわれています。

かぶれをもたらす植物の見分け方

かぶれをもたらす植物はたくさん存在しますが、その中でも特に有名なのが、ハゼノキやヤマハゼ、ヤマウルシなどのウルシ科の木やイチョウの実(銀杏)です。

一般的に、葉の根本の枝に繋がる部分が赤みを帯びていたり、葉の軸の左右に小さめの葉が配列しているもの(枝とは異なる)、また、ギザギザが無い葉は、かぶれをもたらす植物と疑った方がよいでしょう。

上記のような植物を見たら、葉をちぎったり、枝を折ったりはもちろん、近づかないように注意してください。

3枚の葉がひと塊になって、木に巻き付いたツル植物「ツタウルシ」もかぶれる人が多い植物です。

かぶれをもたらす植物に触れた時の応急処置方法

かぶれをもたらす植物に触ってしまったら、皮膚がかぶれる前にできるだけ早くアルコール消毒液をふきかけ、石鹸をつけて流水で念入りに洗い流してください(爪の間も忘れずに洗いましょう)。これは非常に有効な処置法です。

このとき、温かい湯で洗うと、植物の葉油が皮膚に吸収されやすくなるので、必ず水を使います。また、油の広がりを避けるためにも、水で洗い流す前に入浴をしないでください。

着用していた衣類の表面には、かぶれを引き起こす成分が残っている可能性が高いので、しっかりと洗います。

かぶれの症状

一般的に、かぶれをもたらす植物に触れた場合、4時間から48時間の間に、赤みやかゆみ、腫れ、水疱などの症状が現れます。もし、それが体全体に及ぶ場合、または、目や口、性器に見られたら、病院で受診しましょう。

症状がまだひどくないようなら、表面にベネドリルクリーム(虫刺され用の塩酸ジフェンヒドラミン系かゆみ止め薬)やハイドロコーチゾンクリームなどの軟膏、カラミンローション(皮膚の炎症を鎮める)を、水泡を傷つけないように塗って様子を見ます。

また、患部を冷やすとかゆみや赤みなどの症状がいくらか緩和します。

かぶれに気づかないで、2、3日後に皮膚がかゆくなり、発疹が生じてしまった場合は、患部を清潔にして乾かすことを心がけてください。

患部を乾燥させる応急処置方法

患部を洗って清潔にした後、ベーキングパウダー(またはオートミール)と水を同量混ぜて、患部を覆うように塗ります。

医師の受診が必要な症状

かぶれをもたらす植物によって、皮膚がアレルギー反応を起こした場合、強いかゆみを伴うことがよくあります。

もし、かきむしって皮膚に傷ができたり、水泡を帯びた発疹ができたり、赤みが広がってひどくなったりするようなら、病院で受診し、医師に処方されたもの以外の塗り薬は使用しないでください。

特に、口や鼻が腫れる、呼吸困難、発熱などの症状が出た場合は、かぶれの毒素への重度のアレルギー反応が起きているため、早急に医師に受診してください。

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