理想的な離乳食の始め方

2016年7月28日

離乳食には、「赤ちゃんが食べ物を口に入れることに慣れる練習」、「味覚の形成」、「母乳では補いきれない鉄分などの栄養を補助する」などさまざまな役割があります。

しかし、いざ離乳食を始めようと思っても、何をどう始めたらいいのか分からないことばかり。離乳食を始めるときは、誰でも同じような悩みを抱えています。

そこで、ここでは、離乳食をスムーズに始めるために、開始のタイミングや進め方、赤ちゃんへの食べさせ方のコツやとろみ加減の調節方法など、離乳食初期に役立つアドバイスや注意点をまとめて紹介します。

離乳食初期は、うまくいかなくても「それが当たり前」くらいに思って、決して焦らず、ぜひ赤ちゃんの新たな成長ステップを楽しんでください。

離乳食はいつから?

医師の許可がある場合は、生後4ヶ月くらいから始めることができますが、赤ちゃんの体の発達を考慮にいれた一般的な開始時期は生後6ヶ月前後だといわれます。

また、赤ちゃんの様子からも離乳食を始めるタイミングが分かります。

離乳食に向けて体の準備が整ったサイン

  • 首がすわった
  • ハイチェアーやサポート付きの椅子に座らせると自分で座ることができる(椅子に安全に座る体勢がとれる)
  • 体重が生まれた時の2倍になった
  • 食事に手を伸ばそうとしたり、親が食べる姿に興味を示したり、親が食べる姿を見て一緒に口を動かす
  • 母乳やミルクを飲む量(食欲)が増えて、おなかがすいたとよく泣く
  • 飲む、寝る、遊ぶの生活リズムが整ってきた

上記のような様子が見られたら、体調や機嫌のよい時を見計らって、離乳食を始めてみましょう。

離乳食の始め方と進め方

進め方
最初は、湯や母乳で作ったつぶしがゆから始め、慣れてきたら野菜を一品ずつ加えるのがポイントです。果物は、甘いので最後の段階にします。
一度に加える食品の種類を増やすと、アレルギーを発症した場合に原因が特定できなくなるので注意してください。(詳しくは赤ちゃんのアレルギーの原因や症状、対処法についてを参照)
離乳食初期は、一日一食にし、生後8ヶ月頃から三食になるように、ゆっくりと段階を追って進めます。
味付け
塩やコショウ、香辛料、バターなどの調味料は最小限にし、食品本来の味を教えます。
赤ちゃんは、母親のおなかの中にいる時から味覚が発達し、大人よりも味に敏感なため、薄味でも十分に分かります。そのため、この味覚機能が優れた離乳食期に、新鮮な野菜にある素材本来の味をしっかりと味わっておくとことが、その後の味覚の形成には大切です。
赤ちゃんへの食べさせ方
赤ちゃんの胃は小さく、消化機能が未熟です。離乳食は、ベビー用の柔らかい素材の小さいスプーン(金属製は避ける)で、少しずつ時間をかけてあげるようにしましょう。間違ってもたくさん口に入れないようにしてください。
始めは服が汚れることを覚悟し、エプロンを準備しましょう。
母乳の飲ませ方
離乳食を始めても、まだ赤ちゃんの主な栄養源は母乳やミルクです。離乳食を食べ終わった後は、好きなだけ母乳を飲ませてあげてください。ミルクの場合は、通常の1/2から2/3を目安に調乳します。そして、1歳を越えた頃から、少しずつ母乳やミルクの量を減らして、離乳食がメインになるように移行していきます。

離乳食のとろみ加減の調節方法

赤ちゃんは、まだ舌を上手に動かして飲み込むことができないため、喉を通る時の食べ物のとろみ加減(固さ)はとても重要です。

離乳食が、どろどろになりすぎると、のどの通りが悪く、むせたり、吐き戻したり、食が進まない原因にもなります。

もし、どろどろすぎる場合は、水や果汁、母乳やミルクを足して、逆に、サラサラしすぎる場合には、ピューレに使った野菜を多めにしたり、オートミールやつぶしがゆ、つぶしたかぼちゃやサツマイモを足して、とろみ加減を調節します。

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