子供の火傷(やけど)の事故と対処方法

2016年8月 4日

家で起こる6歳未満の子供の事故で最も多いのが火傷(やけど)だといわれています。

赤ちゃんが突然泣き出した時に、周囲に火の元がある場合は、実際に火傷の瞬間を見過ごしてしまっても、火傷の可能性が高いと考えてください。

ここでは、万が一子供が火傷をした時の対処法や病院に受診すべき症状について紹介します。

火傷を防ぐためにすべきこと

子供は、キッチン周りで、親が目を離した隙に、湯沸しポットや炊飯器の水蒸気などに触れて火傷をしてしまうケースが非常によくあります。料理を手伝ってもらう時には、子供から目を離さないように注意してください。

また、オーブン、ストーブ周りには柵をして、暖房器具に直接触れることができないようにし、周辺では遊ばせないようにしましょう。

寝るときに、湯たんぽやカーペットを使用する場合は、低温火傷を予防するため、寝たら必ず電源は切ってください。

赤ちゃんは、大人よりも低い温度で火傷をしてしまうことがあるので気をつけてください。

火傷の対処方法

火傷は、熱いものに触れる時間と温度が高いほど傷がひどくなります。

下記を参考に応急処置を施し、狭い範囲の水ぶくれや赤くなっているだけの火傷の場合は家で様子を見ます。

熱源から遠ざける

火傷をしたら、すぐに接触している熱いものを体から遠ざけます。

服など身につけているものの上から火傷を負った場合は、必ず皮膚がひっついていないかを確認してから衣類を脱がせます。特に赤ちゃんの場合は、おむつの中に熱湯が入ってひどい火傷を負うことがあるので、すぐに脱がせてください。

もし、皮膚がひっついているようなら、無理やり脱がそうとすると、皮膚が剥がれる恐れがあるので、服を着たまま素早く流水で冷やします。

冷やす

一度火傷を負ったら、すぐに熱いものを遠ざけたとしても、患部の火傷は進行しています。そのため、できる限り早く患部を冷やしてそのプロセスを止める必要があります。

それには、患部を最低でも20分間、流水(10度から15度の水温が適温)で冷やさなければなりません。これによって、痛みも軽減します。

シャワーの水で冷やす場合は、風邪をひかないように抱いて体温で暖めながら、患部のみにシャワーをあてて、他の体の部位は暖かく保ってください。

顔を火傷した場合は、スプレーボトルに水を入れてふきかけるか、冷たい水をタオルに浸して10秒ごとにかえながら患部にあてます。

水ぶくれは破らない

水ぶくれは、傷口を乾燥から守り、自然治癒させる役割があるので、決してやぶらないでください。

傷口は、乾燥させないで湿らせて治すことがポイントになります。(病院では火傷専用の塗り薬や貼り薬を処方してくれます)

病院に受診すべき症状

  • 水ぶくれが破れてしまった
  • 火傷の範囲が広い
  • 尿がでなくなった

また、傷口が白っぽかったり、黒っぽくなると火傷の症状がひどいことが考えられます。本人は痛がらなくてもすぐに病院に行きましょう。

特に乳幼児期の火傷は、適切な治療を受けないと、皮膚がひきつれを起こして、指が伸ばせなくなるなど、体の機能的な問題を生じるので必ず受診しましょう。