新生児の黄疸の原因や注意点について

2016年8月26日

黄疸とは、肌が黄色くなる症状で、新生児の8割近くに見られます。特に出生後3日から5日間の間は、ピークを迎えます。

幸いにも、自然に治ったり、簡単な治療によって治癒します。しかし、まれなケースですが、治療をしないで放置しておくことが、赤ちゃんの脳の神経細胞にダメージを与えるほど重症化することもあります。

ここでは、新生児の黄疸について、症状や原因、注意すべき点について、アメリカの医師Alanna Levine,M.Dによるアドバイスを紹介します。

黄疸の原因

新生児期は、肝臓が未発達なため、ビリルビン(胆赤素)と呼ばれる赤血球細胞の老廃物が肝臓によって適切に分解されないで、尿として排出されず、体内に蓄積されていくことが黄疸の原因だといわれます。

そのため、未熟児や低体重児の赤ちゃんほど症状が出やすくなります。

黄疸の疑いがある時に行うこと

目を確認する
一般的に、黄疸は頭から症状が表れはじめ、次第に体の下に広がっていくため、赤ちゃんの白目に症状が表れやすい特徴があります。
新生児の白目は、基本的には青みがかった美しい白色ですが、黄疸になると、黄色がかってくすんできます。
母乳やミルクをできる限り与える
数週間経ったらほとんどが自然となくなりますが、母乳やミルクをできる限り与えて栄養を補給することで、肝臓の発達を促して治癒を早めることができます。
医師の検査を受ける
母乳をよく飲み、便や尿の回数や色に問題がないようならあまり心配はいりません。しかし、1ヶ月をすぎても続く場合や、便の色がうすくなったり、赤っぽい尿がでたり、食欲がないようなら、医師に受診して、必要に応じて血液検査を行います。
検査結果によっては、青い光(ブルーライト)や緑色の光(グリーンライト)を当てて、ビリルビンの値を下げる光療法などの処置が行われます。その場合は、副作用についてもしっかりと説明を受けておきましょう。
ビリルビンが脳に蓄積された状態が続くと、脳に後遺症が残ることもあり、黄疸の数値によっては、治療のために赤ちゃんの入院が延びて、母親だけが先に退院するケースもあります。

注意点

まれに、太陽光にあてて直そうとする人がいますが、それは全く効果がなく、新生児には負担になるだけなのでやめましょう。