妊娠中の理想的な体重増加について

2016年9月21日

妊娠すると、出産にむけて脂肪や水分の蓄積を促すホルモンが分泌されるため、このホルモンバランスの変化によって体重が増えやすくなります。

しかし、太り過ぎると妊娠高血圧症候群のリスクが高くなり、逆になかなか増えない場合も切迫早産や早産、低体重児が生まれるリスクが高くなるため、適切に体重管理をすることが大切です。

ここでは、妊娠中の健康的な体重増加幅や理想的な体重増加のペース配分についての目安を紹介します。

妊娠中に体重が増加する理由

妊娠すると、出産に向けて母体に大きな変化が起こります。

例えば、産後に赤ちゃんに母乳を与えるために、胸に余分な脂肪を蓄えるようになるので、脂肪組織や乳腺の発達だけで、2キロから4キロ増加します。

その他にも、子宮は約1キロ、胎盤は0.5キロから1キロ、羊水は0.5キロから1キロ、血液供給は1.8キロ増えます。

それに胎児の体重(約3キロ)を考えると、母体は8キロから10キロ程度体重が増加するのが自然であることが分かります。

妊娠中の体重増加の目安について

日本では、妊娠すると、病院で出産までの理想の体重変化について説明を受けます。

体重の増加に関しては、体格によって個人差があるため、出産に向けての体作りの目安となるのが、BMI値(体重(kg)÷身長(m)の二乗)です。

このBMI値によって、自分の肥満度と妊娠期間中の理想の体重増加幅が分かります。

一般的に、BMI値が19から25の間が適正だといわれ、それよりも少ない値や多い値であれば、医師に相談しながら体重管理を行っていく必要があります。

平均的な体重の人(BMI値が18.5から25未満)は、妊娠すると7キロから11キロ増加、瘦せ型の人(18.5未満)は11キロから15キロ、太り気味の人は6キロから7キロが理想的な体重増加幅だといわれます。

体重増加のペース配分

妊娠初期(妊娠3ヶ月までの第一期)は、1キロから2キロまでの増加、中期以降は、一週間に0.45キロの体重増加が目安となります。

個人差はありますが、最も増えやすい中期(妊娠4ヶ月から7ヶ月)は5キロ前後、後期は4キロ以内に抑えるのが理想です。

双子を出産する場合は、妊娠期間中に15キロから20キロ、または、1ヶ月ごとに0.7キロ増を目安にします。