子供が下痢になった時の食事の注意点

2016年10月19日

一般的に、下痢の原因は、ウィルスや細菌による体調不良や食中毒などが多く、体内に入った悪い菌を早く体外に流し出すために、腸の働きを活性することで引き起こされます。

体の自然治癒力によって、必要があって下痢が生じているので、安易に下痢止め薬(下剤)で止めるのではなく、腸内環境を整えていくことで治すのがよいといわれます。

ここでは、子供が下痢になった時に症状を緩和し、腸の回復を早める方法について、食事の摂り方を中心に紹介します。

子供が下痢の時の対処法

消化のよい食事を心がける
下痢の時は、腸内環境が乱れ、腸内細菌のバランスも崩れているため、消化に負担がかからない食事を摂ります。
1回の食事量を減らし、その分おなかがすいたら、回数を増やすとよいでしょう。
水分補給をしっかりと行う
下痢の便と一緒に、体から水分が大量に失われるので、脱水症状に気を付けてください。
冷たい飲み物や甘い炭酸飲料、カフェイン入りの飲料は避け、胃腸に負担をかけないぬるま湯や麦茶、常温のスポーツドリンクなどを少量ずつ取ります。

下痢の時におすすめの食品

白米
米は、エネルギーを効率的に生み出す栄養価の高い炭水化物で、体の抵抗力を高めます。また、米のでんぷん質は、腸内の有益な善玉菌を増やし、腸の調子を整えます。
また、米には、下痢に対する収斂(しゅうれん)作用があります。お米をしっかりと噛んで飲み込むことで、腸の中で水分を吸収して、便を穏やかに引き締め、腸管粘膜に膜を作って保護します。
玄米は、白米に比べて食物繊維が多いので、下痢によって機能が低下した腸の負担になります。食物繊維は、普段の腸内環境を整えるには効果的ですが、下痢の時にはあまり向きません。
パルメザンチーズ
基本的に乳製品は下痢の時には適しませんが、パルメザンチーズは発酵の過程で乳糖が取り除かれるので、下痢の時の重要なカルシウム源となります。
また、パルメザンチーズに含まれる塩分が、失われた電解質を補給します。
野菜スープ
水分補給と同時に、野菜の栄養も補給できます。特に便を固める効果があるニンジンとジャガイモを使ったスープはおすすめです。
バナナ
下痢によって失われやすいカリウムを補給します。

下痢の時に適さない食べ物

糖分や脂肪分の多い食品や飲み物
糖分が多い食事や脂っこい食事、甘いジュースは、消化に悪く、おなかの調子を悪化させます。
乳製品
乳糖を含む乳製品は、下痢を長引かせたり、悪化させたり、一時的な乳糖(ラクトース)不耐症を引き起こすことがあります。
野菜や果物
下痢の症状がひどい時は、カリフラワーやブロッコリー、豆類(エンドウ豆やひよこ豆)、コショウ、ベリー類、プルーン、キウイ、葉野菜、ゴボウ、たけのこなどもひかえます。食物繊維が多くて消化しにくいだけでなく、おなかの中にガスを発生しやすくなります。
全粒粉製品
食物繊維が豊富なので、消化しにくく、弱った腸の負担になります。

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