まだ妊娠初期なのに階段の上り下りで息切れしてしまうのはどうして?

2016年10月24日

階段の上り下りが息苦しく感じる、または、息切れがするのは、妊娠後期に入るとよく見られる自然な現象で、その多くが、妊娠して大きくなった子宮が肺を圧迫するようになり、肺の活動が妨げられることが原因だといわれます。

しかし、妊娠初期の段階では、肺での呼吸の妨げになるほど子宮も大きくなっていないため、何か別の要因が関わっている可能性が高くなります。

ここでは、妊娠11週目の妊婦が、階段の上り下りで息苦しくなる原因について、ユタ州の医療センターによるアドバイスを紹介します。

妊娠初期の息切れの原因

貧血
妊娠すると、胎児に十分な酸素や栄養を送るため、母体の血液量が増えます。それに伴って血液は薄まった状態になり、貧血になりやすいといわれます。
特に、妊娠前から貧血気味の妊婦さんは注意が必要で、貧血が要因になって、息切れや動機、頭痛、つわりの悪化を引き起こすこともよくあるため、大豆やプルーン、小松菜などの緑黄色野菜を活用して、食べ物から鉄分を摂取するようにしましょう。特にホウレンソウは、妊娠初期に必要とされる葉酸も摂取できるのでおすすめです。
自律神経の乱れ
妊娠初期は、ホルモンバランスが崩れやすく、自律神経の乱れによって、呼吸器官がうまく働かず、息切れを引き起こすことがあります。
自律神経を整えるために、ストレスをためないように、ウォーキングを取り入れたり、十分な睡眠を取るように心がけましょう。

上記以外にも、心臓疾患や気管支や肺に問題がある可能性があるので、症状がひどい場合や長引くようなら、かかりつけの産婦人科で一度相談してみましょう。

一般的に、運動による息切れは、心臓血管系や呼吸器系の強さによって個人差がありますが、妊娠すると、女性ホルモンの変化や血液量の増加にともなって心臓に負担がかかることから、特に普段からあまり運動をしない人の方が階段の上り下りでも息切れをしやすい傾向があります。

また、息切れは、胎児の成長につれて、肺の圧迫感や血液量が増えるので妊娠中期、後期になるにつれて増し、臨月に最も症状がでやすくなります。