産後約1ヶ月間の過ごし方

2016年10月28日

出産に向けて約10カ月間という月日をかけてホルモンバランスや血液量などが大きく変化してきた母体は、産後すぐに元に戻るわけではなく、回復には時間を要します。

この産後の母体の回復期間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、安静に過ごさなくてはいけない時期です。

ここでは、妊娠前の身体の状態に戻るための大切な産褥期の過ごし方について紹介します。

母体の回復について

後陣痛は産後1週間がピークで、病院を退院する頃には少し落ち着きます。

会陰切開をした場合は、産後5日後くらいに抜糸をすると痛みが楽になります。会陰切開の縫合に溶ける糸が使われている時は抜糸の必要はありません。

退院後もオロが2、3週間は続くため、その期間は、洗浄綿を使用して拭きましょう。1ヶ月健診までに血の塊が2個以上出たり、出血がひどい場合や高熱が出た時は早めに受診します。

また、便秘になると、子宮の戻りが悪くなるので産褥体操を取り入れて予防しましょう。

過ごし方

退院後は、どうしても無理をしがちですが、母親の体が妊娠前の状態まで回復するには6週間はかかるといわれます。

目安としては、退院後2週間で床上げをし、赤ちゃんの世話を中心とした生活に切り替えていきます。3週間目からは、徐々に家事を行って体を慣らしていき、外出はできる限り1ヶ月健診後からにします。

また、1ヶ月健診までは入浴を避け、シャワー浴のみになります。トイレについたビデも使用してはいけません。

産後は、ホルモンバランスの関係で、瞬発力や判断力が低下するため、1ヶ月健診までは車の運転は控え、1ヶ月健診で異常がないと診断されてから、普通の生活に戻します。

出産によるホルモンのバランスの急激な変化は、うつ状態を引き起こしやすいため、産後は、可能な限り家族のサポートを受けながら、ゆっくりとリラックスして過ごしましょう。