母乳の正しい保存方法

2016年10月 5日

仕事への復帰や外出などの理由で、赤ちゃんを誰かに預けなければならない時には、あらかじめ搾乳した母乳を保存しておくことで、母親以外の人がいつでも赤ちゃんに母乳を飲ませてあげることができます。

また、母親が病気や乳腺炎になったり、乳首が傷ついたりして授乳が困難な場合にも、母乳のストックがあれば、無理をしないで母乳育児を続けることができます。

ここでは、赤ちゃんに安全でおいしい母乳を飲ませてあげるために、搾乳した母乳の正しい保存方法や保存期間、解凍方法について紹介します。

母乳の保存方法と保存期間

母乳を保存する容器には、消毒済のフタ付哺乳瓶や耐熱性のあるビニール製のバッグ(ジップロックや母乳パックなど)があると便利です。

哺乳瓶で保存する場合は、赤ちゃんが一回で飲み切ることができる量を考えてサイズを選びます。

細菌の増殖を防ぐために、搾乳から保存するまでの工程で、手や容器を清潔に保つように心がけてください。

母乳の保存期間は、常温、または、冷蔵庫や冷凍庫を使う場合など保存方法によって異なる(下記参照)ため、必ず搾乳した日の日付を記入しておきます。

常温保存

常温で保存する場合は、20度以下で5時間までとします。室温が20度よりも高い場合は、保存できる時間が短くなるので、すぐに飲ませない場合は、冷蔵庫や冷凍庫を使用します。

冷蔵保存

冷蔵庫で保存する場合は、扉の開閉部分ではなく、外気温にさらされにくい奥に置きます。温度が5度以下に保たれる場合は、4、5日まで保存できますが、扉を開ける頻度が多かったり、庫内が5度以上ある場合は、1、2日以内に飲ませましょう。

冷凍保存

もし、2、3日以内に飲ませる予定が無い場合は、搾乳後すぐに冷凍庫に入れて保存します。ドアの開閉による温度変化が少ない場合は、3ヶ月まで保存できます。

搾乳した母乳の解凍方法

搾乳後に冷凍保存した母乳は、大きめのボウルに湯をはって、その中で解凍します。常温や冷蔵庫で保存した場合も、同様の方法で温めてから飲ませます。

電子レンジを使用すると、母乳の栄養素を損ないやすく、加熱にムラが生じて赤ちゃんが火傷をすることもあるので使わないようにしましょう。

一度解凍した母乳は、細菌が増殖する可能性が高いので、再度保存しないで必ず使い切ってください。

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