妊娠1、2週目に母親の体では何が起きているのか?

2017年1月11日

妊娠1週目は、まだ精子と卵子が出会う前で、あなたが、まだ妊娠することさえ分からない時期です。

それでは、どうしてすでに妊娠期間に数えられているのでしょうか?

なぜなら、妊娠1週目と2週目は、受精(受胎)に向けての2週間にわたる準備期間であり、母胎では生命誕生に向けての奇跡的な旅が始まっていると考えられているからです。

ここでは、赤ちゃんが生まれる第一歩である妊娠1、2週目に、母親の体内で一体何が起きているのかについて、精子と卵子の様子を分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠1週目と2週目の間に何が起こるのか?

まず、卵胞(卵巣内にある卵子の入れ物)から、卵管に向けて卵子が排出されます。

その後、12時間から24時間(卵子の寿命)で、卵子は、膣から子宮頸部を通って、あなたの子宮の中に入ってきた精子に出会うことができれば受精することができます。ちなみに、卵管の中では、精子は2、3日の間生きることができます。

卵子に出会うための精子の旅

2億5千万の精子のうち、卵子に出会うことができるのは、たった1つだけです。卵子に出会うために、精子は、酸性の膣内を、ひたすら尾を振りながら泳いで前進します。

その間に、泳ぐのが遅く、生命力が弱い精子は、どんどん命を落としていきます。

数億もの精子のうち、様々な障害を乗り越えて子宮頸部を通過し、子宮内に入ってようやく卵管の奥にある卵子のもとにたどり着くことができるのは、1パーセントにも満たない100個程度です。

その中でも、卵子の保護層を通過できるのは、一番最初に卵子の核部分にたどり着いたたったひとつの精子だけです。

ひとつの精子が、保護膜に侵入したら、卵子の細胞膜は、その電気特性を変化させて、他の精子が入るのを許しません。

「ひとつの精子の勝利」それが妊娠の始まりです。

受精の完了

卵子に到達した精子は、今まで子宮内を泳ぐのに使っていた尾や不要なものを捨て去ります。

そして、精子にたくされた父親の遺伝物質は、母親のものと結合(受精)して、新しい特有の細胞が作られます。それが受精卵です。

新しく誕生した受精卵は、卵管から子宮に移動していき、妊娠3週目に子宮内膜に着床してようやく妊娠が成立します。

正確な受精日は、たとえ医師であっても分かりにくいため、LMP (最終月経)が、40週間にわたる妊娠周期の開始ラインに設定されています。