正式に胎児と呼ばれるようになる妊娠10週目の赤ちゃんの発達

2017年1月23日

妊娠10週目には、胎児の発達における重要な組織や器官(心臓や腎臓、脳、肝臓など)は完全に形成され、機能しはじめます。

それに伴い、これまで胎芽と呼ばれていた赤ちゃんは、いよいよ「胎児期」に入ります。それぞれの主要な器官は、妊娠期間中は引き続き発達し、成熟していきます。

ここでは、妊娠10週目にみられるおなかの中の赤ちゃんの様子や発達について、分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠前は、卵程度の大きさだったはずの子宮は、妊娠10週目になると、グレープフルーツほどまで大きくなり、少しずつ妊婦のおなかにふくらみが見られるようになります。

妊娠10週目のおなかの赤ちゃんの発達

胎児は、約2.5cmから3.2cm、重さは約4グラムから6グラムになり、キンカンくらいの大きさまで成長しています。

頭部の発達

妊娠10週目は、頭の大きさが体の長さの半分近くに相当します。急速に成長する脳に対応するために、赤ちゃんの頭が過度に膨らみ、額がつきでたような形をしています。

まぶたは閉じていますが、眼球は色味を帯びて、虹彩が発達します。

鼻の孔や低い鼻がはっきりと見えるようになり、耳の外側の部分が成長し始めます。

あごの骨が形成され始め、未来の乳歯が歯茎の中にあります。

身体の発達

お尻についていた尾は、完全に消えます。

膝や手首、足首などの関節が成長するにつれて、胎児の手足は自由に曲げられるようになります。

手足から水かきは消えて、 小さな爪が指とつま先に形成され始め、皮膚の表面には、やわらかい毛が見えてきます。

器官の発達

消化器系は発達を続け、口から羊水を飲み込んで、消化液を作るようになります。

それまで、胎児の赤血球を産生していた卵黄嚢周囲の造血幹細胞が、肝臓(および脾臓)に移動することで、主な造血器官が肝臓に移行します(赤血球を産生する細胞は、出生後には、骨髄に移動します)。

背骨が発達して、半透明の皮膚を介してより目立つようになり、脊髄神経が脊髄から伸び始めます。

心臓は完全に機能し、鼓動がより一層力強くなります。

妊娠9週目までは、男女とも同じような女性型の外性器を持っていましたが、女の子は卵巣に卵を形成し始め、男の子の場合は、睾丸(精巣)でテストステロンと呼ばれる男性ホルモンを作り始めます。

その他の参照元:
1. Your pregnancy: 10 weeks