妊娠13週目の胎児の発達/性別が分かれる

2017年1月 5日

妊娠13週目(妊娠4ヶ月)の赤ちゃんは、まだ大人の指にも満たない大きさですが、もうすでに、母乳を吸うために、小さな親指を口に入れて「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」の練習を始める頃です。

そして、発達面で最も特徴的なのは、生殖器です。男女の性別は分かれ、早くも外見上の特徴は表れています。

しかし、残念ながらエコーではまだ確認できないので、なかには、昔ながらの言い伝えを信じて、母親のおなかの形や赤ちゃんの心拍数(女の子なら毎分140から150以上、男の子なら140以下)で男の子か女の子かを予想して楽しんでいる人もいるかもしれません。

ここでは、妊娠13週目の胎児の大きさや体の発達、妊婦の体の変化について、イメージしやすいように分かりやすく表現された動画とともに詳しく紹介します。

妊娠13週目のおなかの赤ちゃんの発達の特徴

妊娠13週目には、胎児の見た目がより赤ちゃんらしくなり、妊婦健診で今まで受けていた経膣エコーも、腹部のエコーへと切り替わります。

大きくなる胎児の成長にあわせて十分な栄養を与えるために、胎盤が赤ちゃんとほぼ同じ重さの約30グラムになります。

下記より、この時期の胎児の特徴を、大きさや頭部、器官、身体、生殖器の発達別に詳しく紹介します。

胎児の大きさと身体的な発達

妊娠13週目の赤ちゃんの大きさは約7cmから8cmで、えんどう豆くらいまで成長し、体の表面には、柔らかい毛が生え始めます。

この時期の腕は、すでに体との釣り合いがとれるほどの長さがありますが、脚はまだ発達段階です。

小さな指先には、指紋が形成され始めます。

器官の発達

軟骨が徐々にはっきりと目立ってきます。腕と脚の骨が形成されて、主要な臓器が整います。

赤ちゃんの胆嚢と膵臓は完全に発達しています。少しずつ形成されてきた腸は、今まで腹部に十分なスペースがないためにへその緒に入り込んでいましたが、腹部のあるべき位置に移動していきます。

胸の筋肉が発達し始めます。

頭部や顔の発達

胎児は、早いうちから頭に関する部位の発達が進むので、体の大きさに比べて頭が大きく、4分の1から2分の1を占めています。

顔には、唇と鼻が完全に形成され、声帯ができます。

頬の筋肉が発達し、小さな親指を反射的に口に入れて吸うことができるようになります。これは、関節やその周囲の筋肉が、神経系とともに発達している証拠です。

生殖器の発達

実際に、エコー(超音波)検査で確認できるのは妊娠18週目くらいですが、外性器には男女それぞれの性別の特性が表れます。

女の子の場合、卵巣には、200万個以上の卵(らん)があります。この時期の卵の数は大人よりもはるかに多く、これらは出産時には100万個まで減り、思春期になる頃にはさらに約20万個になります。

妊婦の体の変化について

妊娠13週目には、妊娠第一期の終わりを迎えます。

妊娠第一期(妊娠13週6日目まで)は、胎児の主な臓器の形成が完了し、ヒトとして形づくられる大切な時期で、流産や胎児の先天異常(奇形や機能障害など) に大きく関わっています。

下記より、この時期によくみられる妊婦の体の変化や特徴、注意すべきことについて詳しく紹介します。

流産の危険性が低下

妊娠16週以降の安定期に入るまではまだ安心はできませんが、多くの女性にとって、流産の危険性が低下するため、家族や同僚に妊娠を報告するにはよい時期です。

流産の可能性は低下しますが、激しい腹痛や子宮収縮を伴う出血は危険な兆候なので注意してください(詳しくは、妊娠中の出血について知っておきたいこと参照)。

つわりの症状が落ち着く

一般的に、つわりは妊娠第一期まで続くといわれており、妊娠13週目になると、つわりのピークは越え、症状がほぼ落ちついてきます。

つわりがなくなってくると、食欲が増してきますが、食べ過ぎには注意して、妊娠前よりも一日に200kcalから300kcal程度増やす程度で調節してください。

身体がだるく感じる

妊婦の体内では、胎児のために十分な量の赤血球を新しく作り出すために鉄分を消費するうえ、栄養を送る血球(血液細胞)が不足気味になるので、疲労感やだるさを感じやすくなります。貧血を予防するためにも鉄分の摂取を心がけてください。

足がむくむ

妊娠すると、ホルモンの分泌によって、体液循環が変化し、足首の腱がゆるむため、体がむくみやすくなります。

それに加えて、十分な水分を飲んでいなかったり、カフェインやアルコールを摂取しすぎたりすると、体内の電解質バランスが崩れて、体が余分な水分をたくわえようとするため、 余計に足がむくみます。できる限り水分補給を心がけて血液とリンパ液の流れを促し、糖分の多い飲み物や塩分は控えましょう。

足のむくみの予防には、散歩、または、足を台や椅子などの上に置いて高い位置に保ち、滞りがちな体液の循環を促すのが効果的です。

その他の傾向や特徴

便秘にはなりにくい時期です。

子宮の位置が、おなかの前方の中心へ上がるので、膀胱への圧迫が減り、尿意が減ります。

赤ちゃんが大きくなるにつれて、子宮もメロンくらいまで大きくなるので、胸やけは続きます。

この時期になると、染色体異常やダウン症候群などを調べる出生前診断についての説明が医師からあるかもしれません。

その他の参照元:
1. What Happens at 13 Weeks Pregnant?
2. How Should I Feel 13 Weeks Pregnant?
3. What is My Baby Doing at 13 Weeks Pregnant?